目次
卵子凍結で採卵するときのスケジュールは?
卵子凍結の採卵のスケジュールは、下記の5つのプロセスに分かれます。
- 卵子凍結の説明会への参加
- 初診での問診や検査
- 月経開始後、採卵に向けて注射を開始
- 採卵日を決定
- 採卵し、卵子を凍結保存
注射の回数には個人差があり、採卵日が決定するまでの通院回数は異なります。個人差はありますが、最短でも4~5回程度の通院が必要です。
卵子凍結で採卵するときの痛みは?
採卵では、超音波画像を見ながら、卵巣に採卵専用の細い針を刺します。卵子の周りの卵胞液とともに卵子を吸引するときに痛みがある場合があります。採卵による痛みは、麻酔を使用することで緩和できます。ただし、採卵後に針を刺したことで卵巣が腫れる痛みがある可能性があります。また、卵子の数が多いと、比例して採卵後の痛みが出やすくなります。
排卵誘発剤の注射など採卵準備にも痛みが伴う?
卵子凍結で採卵するまでには、準備が必要です。そのなかで行う注射は、痛みが伴う場合があります。この注射には、血液検査による注射、排卵誘発剤の注射があります。また、注射による痛み以外にも、排卵誘発剤による頭痛や卵巣が腫れることによる下腹部痛なども起こる可能性があります。
採卵後の生理はいつ来るの?
採卵後の生理は、通常2週間程度で来ます。ただし、通常とは異なり早くなる場合もあり、個人差があります。
採卵後の性交渉はいつからできるの?
採卵後の性交渉は、特に出血などなければ5〜7日後から可能です。出血した場合など気になる症状があれば、採卵したクリニックに確認するとよいでしょう。
卵子凍結の採卵費用は保険適用される?
健康な女性が、将来に備えておこなう卵子凍結の採卵は、保険適用されません。クリニックでの採卵費用は、約20万円が目安と言われています。
※クリニックにより異なりますので、詳細は受診されるクリニックにご確認ください。
※出典元:グレイスバンク|費用について
2022年12月、東京都は、健康な女性が将来の妊娠に備えるための卵子凍結(=社会的卵子凍結)にも助成金を出す方針について発表し、卵子凍結費用を1人あたり30万円程度助成する方針で、2023年度予算案に関連経費を含め1億円を計上しました。2023年度は200人の利用を想定しており、本格実施は2024年度を予定しています。
Grace Bankは卵子凍結や採卵に関する疑問の解消をサポート
卵子凍結や採卵に関して、ご質問ある場合など、Grace Bankでは、各種セミナーやオンライン相談などで採卵への疑問を解消できます。培養士かカウンセラーによる卵子凍結個別相談会(15分500円)や、所属スタッフによる卵子凍結個別相談会(15分無料)などがございますので、お気軽にご利用ください。

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Grace Bankの卵子凍結のご紹介
Grace Bankの卵子凍結保存の仕組みを簡単にご紹介します。不妊治療クリニックでさまざまな検査を行ったのち、年齢や卵巣機能、体の負担や希望を考慮して、排卵誘発を行い採卵します。その後、耐凍剤濃度の高い溶液に卵子をひたし、マイナス196℃の超低温で凍結し、液体窒素タンクの中で保管します。費用は、1回の検査・排卵・凍結費用に30~50万、保管費用は、初期費用に加えて年間3~5万円かかります(状況、クリニックにより変動します)。Grace Bankでは、全国に組織化された、国内最高峰の厳選クリニックを組織化しております。また採卵した後の卵子は、23年もの間、さい帯血の凍結保管システムを無事故で運用してきたステムセル研究所で保管し、安心の保管システムを構築しています。
【体験談】となりの卵子凍結~39歳、パートナーあり×卵子凍結にみる価値観~
39歳、役職者で毎日が多忙で、パートナーがいる方の卵子凍結体験談を、抜粋してご紹介します。
「卵子凍結が将来を確実にするものではないことを差し引いても、今回やれて良かったと思っています。例えばパートナーとの結婚や妊活を含め、あらゆることは自分だけで進められるとは限りませんが、卵子凍結ではそれができた。自分のために決めたことを、周囲の影響を受けずに実行できたという意味での、自己効力感があります」
https://gracebank.jp/tonatama06/
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卵子凍結経験者(株式会社グラネコ代表取締役藤本真衣氏)と専門医によるリアルな声を確認できるYouTube動画がございます。お時間ある際、一度チェックしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
さて、このコラムでは、卵子凍結で採卵するときの疑問(スケジュール・痛み・採卵後の生理など)について、解説して参りました。他にも、疑問をお持ちの場合もあるかもしれませんので、是非、Grace Bankのオンライン相談やセミナーへの参加をおすすめします。卵子凍結で採卵するときの疑問を解消して、前向きな気持ちで採卵に臨んで頂ければと思います。
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▼この記事の監修は…
医師紹介:名倉 優子(なぐら ゆうこ) 杉山産婦人科 日本産科婦人科学会専門医 |
