卵子凍結について

【2023年度】東京都「卵子凍結に係る費用への助成」ご利用方法まとめ

「卵子凍結」とは?

卵子凍結とは、将来体外受精することを見据えて、未受精の卵子を凍結保存することです。若いときに卵子を残しておくことが、将来の妊娠の可能性を拡げる選択肢の一つとなります。

参考)Grace Bank「卵子凍結の意義と可能性とは(動画)」

参考)公益社団法人 日本産婦人科学会 ノンメディカルな卵子凍結をお考えの方へ
https://www.jsog.or.jp/modules/committee/index.php?content_id=302

東京都 「卵子凍結に係る費用助成」とは?

東京都の「卵子凍結に係る費用助成」とは、将来の妊娠に備える選択肢の一つとして、「卵子凍結に係る費用」及び「凍結卵子を使用した生殖補助医療」を補助する助成制度です。

対象は?

対象は東京都に住む18歳から39歳までの女性※です。(※採卵を実施した日における年齢)

すでに不妊症の診断を受けており、不妊治療を目的とした採卵・卵子凍結を行う方は対象外となります。

また、以下の要件にすべて該当する方が対象になります。

  1. 都が開催する、卵子凍結の正しい知識を持っていただくための説明会へ参加すること
  2. 説明会への参加を申し込んだ日から都に助成金を申請する日までの間、継続して都内に住民登録をしていること
  3. 説明会に参加した後、都が指定する登録医療機関において採卵準備のための投薬を開始すること
  4. 未受精卵子の採卵又は凍結後に都が実施する調査に協力すること
  5. 凍結卵子の売買、譲渡その他第三者への提供はいかなる場合も行わないこと、また、海外への移送は行わないこと
  6. 卵子凍結後も都の実施する調査に対し、継続的に(最大5年間)回答すること

助成金額は?

助成の対象となるのは、採卵準備のための投薬・採卵・卵子凍結費用です。

助成額は合計で30万円(最大)で、卵子凍結を実施した年度に上限20万円、次年度以降、保管更新時の調査に回答した際に1年ごとに一律2万円(最大5年間)を予定しています。

また、実際に凍結した卵子を使用する際にも費用がかかりますが、「凍結卵子を使用した生殖補助医療への助成」を使用すれば、卵子融解・授精・胚培養・胚凍結・胚移植・妊娠確認までの費用にも助成がでます。(※1回につき上限25万円(最大6回まで))

詳しくは東京都福祉保健局のHPをご確認ください。
https://www.fukushi.metro.tokyo.lg.jp/kodomo/shussan/ranshitouketsu/shiyou/gaiyou.html

東京都「卵子凍結に係る費用への助成」の申請方法は?

  1. 説明会へ申込、参加
  2. 調査協力申請
  3. 決定通知書受領
  4. 登録医療機関を受診
  5. 卵子凍結実施
  6. 助成金申請
  7. 調査への回答
  8. 助成金受給

説明会エントリー受付開始は9月25日(月)から

説明会のエントリー受付開始は9月25日(月)から開始します。東京都福祉局のHPにて案内がされます。

また、東京都「卵子凍結に係る費用への助成」の登録医療機関は10月16日(月)に公表されます。

東京都福祉局HPはこちら:
https://www.fukushi.metro.tokyo.lg.jp/kodomo/shussan/ranshitouketsu/touketsu/gaiyou.html

東京都福祉局の問い合せ先は、子供・子育て支援部家庭支援課母子医療助成担当(03-5320-4362) です。

実際の卵子凍結に係る費用例

卵子凍結に係る費用は、クリニックや採卵する卵子の個数によって異なります。

渋谷駅から徒歩4分、宮下公園向かいのcocotiビル5階にあるグレイス杉山クリニックでは、各種検査、排卵誘発剤、局部麻酔、採卵・凍結費用を含む未受精卵凍結(卵子凍結)について、凍結する卵子の数に関わらず、一律40万円(税込価格44万円、初回採卵時)のパッケージ料金で提供しています。

これまで経済的なハードルで卵子凍結に踏み出せなかった女性も、東京都の「卵子凍結に係る費用への助成」(最大30万円)の利用で、卵子凍結に踏み出せそうです。

卵子凍結保管サービスは「Grace Bank」がおすすめ

不妊治療の実績ある提携クリニックで採卵し、長期保管に適した大型タンクで安心して卵子を保管できるのがGrace Bankの特徴です。

・確かな実績を持った経験豊富な有名不妊治療クリニックと提携。将来の体外受精時には、凍結卵子をどの提携クリニックでも利用可能

・クリニック内の小型タンクによる保管とは異なり、さい帯血バンクのステムセル研究所と提携し、23年間無事故を誇る専用大型タンクで一括管理

・保管施設は地震や津波に強いエリアに設置され、停電対策も万全、安心のシステムで大切な卵子を保管

凍結した卵子は、23年間無事故という信頼の置ける場所で保管できるので安心です。将来の体外受精時に、全国の有名不妊治療クリニックで使用できるというメリットも得られます。もし、将来転勤などで居住地が変わっても、凍結した卵子を使える安心感があります。

卵子凍結保管サービス「Grace Bank」ご利用の流れ

  1. 凍結卵子の保管準備として、Grace Bankへの登録が必要です。ご登録後に、提携クリニックでの初診予約を行なってください。⇒マイページ登録
  2. お近くの提携クリニックにお電話やWEBにてご予約をお願いします。その際、グレイスバンクを利用する旨をお伝えください。
  3. 提携クリニックにて初診問診、エコー検査、AMH検査を含む血液検査(感染症のチェックなど)、卵子凍結についてのご説明を行います。
  4. 初診終了後、卵子凍結を実施することが決まりましたら、別途保管のお申し込みが必要です。必ず誘発開始前までにお申し込みを完了してください。
  5. 採卵に向けての準備を行います。ホルモン検査を行って排卵の誘発方法を決定し、服薬や注射を開始します。採卵周期は生理1~3日目から開始し、実際の採卵まで2週間程度かかります。その間、通院は平均で2~3回必要になります。
  6. 提携クリニックにて採卵・凍結エコー検査を行い、排卵していないことを確認します。問題がなければそのまま採卵手術となります。手術自体は10分程度で終了しますが、麻酔の状況によっては回復に数時間〜半日かかります。
  7. グレイスバンクへの採卵報告採卵が完了しましたら、グレイスバンクのマイページから採卵した日付をご登録のうえ、保管プランを選択してください。そのままお支払いまでお手続きをお願いいたします。⇒卵子凍結保管プラン
  8. 専門業者がクリニックからステムセル研究所に移送し、保管・管理いたします。ステムセル研究所に入庫が完了しましたら、完了報告のご連絡をお送りいたします。⇒保管管理体制について
  9. 将来、凍結卵子を利用した不妊治療を受ける際には、マイページから凍結卵子移送申請をしてください。その後、グレイスバンクが移送の手配を行います。
  10. 提携クリニックに到着した凍結卵子は、培養室で安全に融解され、体外受精のプロセスに入ります。

Grace Bankの無料セミナー・個別相談会をご活用ください

卵子凍結には時間も費用も一定程度かかり、お悩みの皆様も多いことかと思います。
Grace Bankでは無料セミナーや、カウンセラーによる個別相談会(いずれもオンライン)を実施しています。無料セミナーにより解説で知識と理解を深めたうえで、カウンセラーへの個別相談で個人的な疑問や不安を解消できます。

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