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凍結卵子の保存期間は「1年更新」
凍結卵子の保存は、1年毎に更新を行っているクリニックが多いです。Grace Bankでは、これまでクリニック内で小型のタンクに保管されてきた凍結卵子を、液体窒素の自動供給システムと24時間の温度センサーによるモニタリングと監視システムを備えた大型タンクに一括保管することにより、最新鋭の保管体制とコストの削減を実現しました。 保管にかかるコストは、初期費用が10万円(税込11万円)、毎年発生する保管費用が3万円(税込33,000円、15個まで)となります。また、初期費用なしの月払いプラン(月額3,900円(税込4,290円))、年払いプラン(年額45,000円(税込49,500円))もご利用いただけます。保管費用を3つのプランからご選択いただけるようになっています。 https://gracebank.jp/charge/
凍結卵子の保存期間は最長「満50歳」まで

医学的に卵子凍結はどれぐらいの期間可能?
技術の進歩により、卵子の質を劣化させないまま長期間の保存が可能になりました。過去には約14年間凍結保存した卵子から出産した事例もあります。
凍結卵子はどうやって保管するの?

卵子凍結の期間中に起こり得るリスク&2つの対策

対策1.高い保管技術をもつ施設に依頼する
Grace Bankは23年間無事故の、安心の保管システムを誇るステムセル研究所と連携しています。ステムセル研究所は約90%の株式を東証一部上場企業である株式会社トリムメディカルホールディングスが保有しており、経営基盤が非常に安定しています。 また、同社の保有する生体凍結保管施設は、突然の地震や津波にも強いエリアにあり、最新鋭の凍結保管技術を備え、液体窒素の自動供給システムを採用、バックアップ電源により停電対策も万全です。最新のモニタリング機器を用いてタンク内の温度や液体窒素量を24時間365日、常に監視・記録しており、厳重なセキュリティシステムにより、万が一のとり間違えや紛失を防ぎます。これらのシステムは、国内はもちろん国際レベルの評価も受けており、AABB(アメリカ血液銀行協会)及びISO9001(品質マネジメントシステムに関する国際認証規格)を取得しているほか、国内では一般財団法人医療情報システム開発センター(MEDIS-DC)の審査を経て、保健医療福祉分野のプライバシーマークを取得しています。 ステムセル研究所の信頼性・安全性は凍結卵子保存期間中のリスクに備える対策のひとつとなります。 https://gracebank.jp/system/
対策2.万が一のリスク補償が充実した施設に依頼する
株式会社グレイスグループでは、生殖医療の臨床の現場で活躍するトップドクターの団体である一般社団法人日本IVF学会と三井住友海上火災保険株式会社が共同開発した「生殖医療(凍結保管業務)賠償責任保険制度」に加入しています。この保険では、これまでの医師賠償責任ではカバーされていなかった、高度生殖医療に特有の事象、具体的には「凍結保存している精子・卵子・卵巣・受精卵の滅失、破損、汚損、紛失または盗難」が万一起こってしまった場合の損害に対して、保険金が支払われることになります。 お預かりしているみなさまの大切な卵子に万一のことが起こらぬよう、細心の注意を払って安全なオペレーションに努めていますが、転ばぬ先の杖として、このような保険体制をとっております。 凍結期間中のリスク(天災や人為的なミス等)に対する保険制度もリスクに備える対策のひとつとなります。
まとめ

▼この記事の監修は…
医師紹介:岡田 有香(おかだ ゆか) 産婦人科学会専門医、日本産科婦人科内視鏡学会腹腔鏡技術認定医、グレイス杉山クリニックSHIBUYA院長 順天堂大学医学部卒/聖路加国際病院8年勤務 現在まで産科、婦人科全ての領域に携わる。不妊治療を行う中で、不妊予防に興味を持ち、自身のInstagram(@dr.yuka_okada)でも生理痛や不妊、妊活の知識を発信している。
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