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「AMH数値1以下」の衝撃が、私の人生の時計を動かした
――これまでの経歴と、卵子凍結に関心を持ったきっかけを教えてください。
現在は営業戦略の仕事をしていますが、以前は法人営業も経験しました。卵子凍結を具体的に知ったのは2023年、知人の紹介でAMH(卵子残数)の簡易検査を受けたのが始まりです。


実はその時の簡易検査で、年齢平均より低いという結果が出て……。頭を殴られたようなショックを受けました。初診で子宮筋腫が大きくなっていることが分かり、「自分は婦人科系のトラブルが起きやすい体質なのかもしれない」という不安が現実味を帯びてきたんです。
東京都の卵子凍結の助成金制度が開始された初年度の1月に卵子凍結の検討を始めたので、「今年度だけで終わる場合は残り数ヶ月…」という期限に背中を押されるように、急いで受診を決めました。
――検査数値については、その後どうなりましたか?





改めて専門のクリニックできちんとした検査をしてもらったところ、実は「平均より数値が良い」と言われたんです!最初の結果に振り回されましたが、あの衝撃がなければ「まだ大丈夫だろう」と先延ばしにしていたはずなので、今では行動するきっかけをくれたのだと前向きに捉えています。
未知の世界を「タスク」として楽しむ。プロの提案が生んだ最高の結果
――実際のプロセス(自己注射や採卵)はいかがでしたか?



自己注射は初めてで未知の世界でしたが、毎日の注射や服薬という「タスク」を粛々とこなしていく感覚は、正直に言うとちょっと楽しかったですね(格好よく言うと、ミッションをクリアしていくような感覚です)。





通院については、仕事に影響が出ないよう朝一番か夜一番遅い時間にしてもらうなど工夫しました。グレイス杉山クリニックSHIBUYAは待ち時間が少なく、施設も本当に綺麗で。スタッフが全員女性という安心感はもちろんですが、待合室で飲める美味しいお茶が楽しみで通院していたところもあります(笑)。
――診療内容で、特に納得感があったポイントはありますか?





先生が「今回の周期だとあまり卵子が多く取れないかもしれないから、次の周期にしましょう」とはっきりアドバイスをくださったことです。利益優先ではなく、患者にとって何がベストなのかを真剣に考えて提案してくれる、信頼できるクリニックだと思いました。そのアドバイスに従った結果、次の周期で25個採卵、15個凍結という、自分でも驚くほど満足のいく結果を出すことができました。
卵子凍結が、パートナーとの結婚を早める決め手に
――周囲の反応や、プライベートでの変化はありましたか?





パートナーには初診にも同席してもらいました。彼は否定も肯定もせず、私の判断を静かに見守ってくれましたね。親は手術歴を知っているので「いいんじゃない?」という反応でしたし、友人や同僚は「よくわからないけど最先端だね」といった驚きが多かったです。



一番大きな変化は、卵子凍結をきっかけにパートナーと「将来の結婚や出産」について真剣に話し合えたことです。お互いに子供が欲しいという意思を確認でき、「それなら今すぐ動こう」と予定よりも早く入籍することになりました。卵子凍結というアクションが、私たちの人生を加速させてくれたんです。
――現在は、凍結した卵子をどのように捉えていますか?





凍結した15個の卵子があるという事実は、私にとって「心の保険」です。現在は保険適用内で体外授精を行っていますが、保険適用回数が終わってしまった時は、凍結卵子を使用して体外授精にチャレンジしたいです。今の私が残した「31歳の卵子」が待ってくれている。そう思うだけで、心に大きなゆとりを持って妊活に向き合えています。
まとめ|卵子凍結を悩むあなたへ
――最後に、卵子凍結を悩んでいる方へメッセージをお願いします。





卵子凍結は、将来への備えであるだけでなく、今の自分を前向きに変える大きなきっかけにもなります。これまで目を背けていた「自分の身体」を知る勇気を持つ。その一歩が、漠然とした不安を確かな安心感へと変えてくれるはずです。
私は卵子凍結をしたことで、パートナーと将来について真剣に話し合う機会が生まれ、それが結婚や新しい生活への「確かな一歩」に繋がりました。卵子凍結の検査をしていなければ、まだ大丈夫だろうと結婚していなかったかもしれないです。





もし今、迷いの中にいるのなら、未来の自分のためにまずは検査を受け、自分の身体と向き合ってみてください。その勇気ある決断が、数年後のあなたに「あの時、やっておいて本当によかった」という最高の笑顔をプレゼントしてくれるはずです。



