卵子凍結について

妊娠に関する各種検査に助成金|TOKYOプレコンゼミ受講者にインタビュー!検査の様子に密着しました!

東京都では都内在住の18~39歳の方を対象にプレコンセプションケア(性や妊娠に関する正しい知識を身に付け健康管理を促すこと)に関する講座を月1回程度開催しています。受講された方を対象に妊娠・出産前の各種検査に女性は上限3万円、男性は上限2万円の助成がされます。

今回はTOKYOプレコンゼミ受講者にインタビューを実施しました。また、「グレイス杉山クリニックSHIBUYA」での各種検査の様子にも密着しています。検査の内容も詳しく解説していきますので、これからTOKYOプレコンゼミを受講しようと考えている方や、妊娠に関する各種検査を受診しようと考えている方は是非参考にしてみてください。

TOKYOプレコンゼミ受講者にインタビュー|TOKYOプレコンゼミを知ったきっかけは?クリニック選びは?

Q:TOKYOプレコンゼミを知ったきっかけは?

今すぐではないけれど、いつかは子どもができたらいいな、と考えていました。漠然と35歳くらいまでには、とイメージをしていたのですが、気が付けば33歳で独身・彼氏なし…そろそろさすがに焦った方がいいのかもと思い、妊娠・出産に関する情報収集をしていました。そんなときにGrace BankTOKYOプレコンゼミに関するコラムを見つけました。ネットで調べるのも限界があると思っていたので、専門家の講座を受講できるうえ、各種検査も助成金がでるということで、自分の体について知ることのできる貴重な機会だと思いました。

Q:「グレイス杉山クリニックSHIBUYA」を選んだ理由は?

まずアクセスの良さで選びました。渋谷駅の目の前で、通勤がてらに検査を受けることができました。
また、婦人科検診なので、なるべく女性医師がいるクリニックを探していました。「グレイス杉山クリニックSHIBUYA」は医師や看護師がすべて女性なので、安心して検査が受けられると思いました。また、院長の岡田先生がセミナーやInstagramで積極的に情報発信されている姿を見て、「グレイス杉山クリニックSHIBUYA」なら信頼できると感じました。
何より、助成金の金額内で複数項目の検査ができる「推奨女性検査セット」(※)があることが「グレイス杉山クリニックSHIBUYA」を選んだ理由です。

※グレイス杉山SHIBUYAクリニック「推奨女性セット」
初診料と必須検査、その他の女性検査のセットで通常より3,300円お得に検査を受けていただけます。
「推奨女性検査セット」 27,830円(助成金利用で実質のご負担なし)

  • 初診料
  • 必須検査(3種)
  • 感染症(6種)
  • 甲状腺ホルモン検査
  • AMH検査
  • 経腟超音波検査(経腟エコー)
https://grace-sugiyama.jp/posts/magazine_20240531preconception

Q:実際に「グレイス杉山クリニックSHIBUYA」を受診した感想は?

Webで簡単に診療予約ができ、とても便利でした。
待合室は、病院とは思えないくらい明るくキレイで驚きました。コンセントがある机があったので、そこで仕事しながら検査結果を待ちました。(※)
名前ではなく、診察番号で呼んでくれるのもプライバシーに配慮されていると感じました。経腟エコーの検査台はカーテンで仕切られていて、恥ずかしさも軽減されました。
先生の説明も丁寧でわかりやすかったですし、受付の皆さんも対応もよかったです。

※AMH検査の結果は当日最短30分でお伝えすることができます。

採血の様子

妊娠・出産に関する各種検査の様子に密着!|検査の内容についても詳しく解説します。

今回、検査を担当されるのは「グレイス杉山クリニックSHIBUYA」院長の岡田有香先生です。

まずは事前の問診の様子からご紹介します。この問診で検査内容についての説明があります。

検査を受ける時期っていつ頃がいいのでしょうか?経腟エコーもあるので、何となく生理中は避けた方がいいと思っていたのですが…

基本的にいつ検査を受けていただいても大丈夫です。
検査前日・当日も食事制限などはなく、サプリや飲酒など、普段通りに過ごしていただいて大丈夫です。
生理中でも検査を受けていただくことができます。
むしろピルを飲んでいない方は、生理中の検査をおすすめします。実は、生理中の方が卵子の数がわかりやすいんです
また、女性ホルモン検査については、ピルを服用していない方が、月経5日目までに受けていただく検査になります。TOKYOプレコンゼミの助成は1回の検査費用に対しての助成なので、女性ホルモン検査をご希望の方は、月経5日目までに来院をしていただき、他検査と一緒に検査をしていただくと、検査費用が助成の対象になります。

生理中でも検査が受けられるんですね。生理中の方が卵子の数がわかりやすいのは知りませんでした。ちなみに私はピルを飲んでいるのですが、ピル服用者はどのタイミングで検査を受けたほうがいいのでしょうか?

ピルを飲んでいる方もどのタイミングでも検査を受けていただけます。
ただし、ピルを飲んでいる場合は、少なからず数値に影響が出てしまいます。一相性のピル(※)を飲んでいる場合は、服用しているピルにより数値への影響度がわかるので、その影響度を踏まえたおおよその数値をお伝えすることができます。正確な数値を知りたい場合は、ピルをやめて1か月経過してからの検査をおすすめします。
ちなみにピルを飲んでいる場合は、ピルによるホルモン値への影響があるため、女性ホルモン検査は不要です。

※一相性ピルとは 21錠の実薬に含まれるホルモン量が一定のピル

https://gracebank.jp/magazine/eggs-freezing/egg-freezing-pill/

わたしはピルを飲んでいるので、女性ホルモン検査は不要とのことですが、女性ホルモン検査とはどのような検査なのですか?

女性ホルモン検査は、エストロゲン、プロゲステロン、LH、FSH、プロラクチンの値を検査します。主にAMH検査の数値が低い場合や生理不順の方に受けていただきたい検査です。ここで、主な検査について解説させていただきます。

尿検査尿中に含まれるたんぱく、糖の数値を検査します。腎機能や高血圧、糖尿病などを調べます。
血液検査Fe(鉄)、TP(総たんぱく)、コレステロール、糖、腎機能を検査します。貧血をはじめ、血液成分に異常がないかを調べます。
麻しん抗体検査麻しんのウイルス抗体の有無を検査します。妊娠中に麻しんに感染すると、流産や早産の原因となることがあります。
B型肝炎検査B型肝炎ウイルスに感染しているかどうかを検査します。母子感染の可能性があり、乳児期に重い肝炎を引き起こす可能性があります。
C型肝炎検査C型肝炎ウイルスに感染しているかどうかを検査します。母子感染する可能性があります。慢性肝炎から肝硬変や肝臓がんへ悪化することもあります。
感染症検査梅毒、淋病、クラミジア、HIVの検査をします。クラミジアに感染し、卵管まで炎症が広がってしまうと卵管内部の癒着などによる卵管閉塞などが起きてしまい、不妊症のリスクを高めます。
AMH検査AMH(アンチミューラリアンホルモン)の数値を検査します。卵巣の中に卵子がどれくらい残っているかを知ることができます。
甲状腺ホルモン検査甲状腺ホルモンの値を検査します。甲状腺機能に異常があると、卵子が着床しにくくなるといった不妊につながるリスクがあります。また、流産・早産など妊娠に影響を及ぼします。
経腟超音波検査子宮のサイズ、卵巣のサイズ、腫瘍の有無や嚢胞の多さを確認します。子宮筋腫や子宮ポリープの有無も確認できます。子宮筋腫は女性の1/3が持っているといわれており、不妊の原因になっていると思われる場合は、妊活の前に治療が必要になります。また、子宮内膜症の腫れが見られるとAMH検査の数値が下がることがあります。
女性ホルモン検査エストロゲン、プロゲステロン、LH、FSH、プロラクチンの値を検査します。ピルを服用していない方が、月経5日目までに受けていただく検査です。早期卵巣不全や多嚢胞性卵巣症候群の診断につながることがあります。

グレイス杉山クリニックSHIBUYA」では経腟エコーのなかでAFC数をみる検査(卵巣の中の卵子の数を目視で確認する)をすることができます。このAFC検査は、不妊治療クリニックのみで行えることが多いです。
ピルを服用していたり、子宮内膜症があることで、AMHの値に影響が出てしまっても、AFC検査を併用することで、より正確な卵子の数を測ることができます。

また、今回のTOKYOプレコンゼミ各種検査には風しん抗体検査が含まれていませんが、各自治体で検査を受けることができるので、ぜひ検査を受けてください。

詳しい説明ありがとうございます!検査はどれくらいかかりますか?また、検査結果はどれくらいで出ますか?

検査は約30分程度で終わります。検査結果ですが、AMH検査は最短30分で結果が出ます。その他の検査結果は1週間後になります。本日このままお待ちいただいて、AMH検査の結果だけお伝えすることもできますし、次回来院時に他の検査と一緒にお伝えすることもできます。

いよいよ検査結果|妊娠・出産に関する各種検査を受けた感想は?

岡田院長から説明を受けるIさん

まずAMH検査の値ですが、これは「6.6」と高い数値が出ています。(※33歳で中央値2.7・平均値3.5)AFC検査でも複数の胞状卵胞数を確認することができました。ただ、卵子の数は年々減っていきます。現在、パートナーがいないとのことですが、将来妊娠を考えているのであれば、早めにパートナーを見つけて妊活するか、卵子凍結を検討してもいいかもしれません。

子宮後屈といって、子宮が骨盤の中で背中側に傾いていますね。ただ、癒着などはしていないようなので安心してください。
子宮内膜症の治療のため、低用量ピルを服用されているとのことですが、子宮内膜も薄くなっていますね。妊活を開始するまでは子宮を休めるためにも、このままピルを続けていきましょう。今のピルが合わないなどお悩みがあればお気軽に相談しにきてください。

鉄分も十分に取れていますね。鉄分は酸素を運ぶ赤血球が働くために必要な栄養素です。ぜひ続けてください。

甲状腺ホルモン(TSH)の数値も「2.55μIU/ml」と一般的には基準内(0.61~4.23μIU/ml)で問題ないのですが、妊娠となると基準が変わってきて、2.50μIU/ml以下が望ましいと言われています。2.51~4.23μIU/mlとなると甲状腺の機能低下の可能性があり、着床不全や流産に繋がる可能性があります。すぐに挙児を希望する場合はTPO抗体などの甲状腺の抗体検査を追加で行い治療的適応かを判断していきます。

ありがとうございました。
岡田先生の説明は丁寧でわかりやすく、自分の体の状態がよく理解できました。また、問診でお話した自分の状況(ピル服用・パートナーの有無)に合わせて検査結果を教えてくださったのがとてもよかったです。

今はAMH検査などの数値には問題はないとのことでしたが、今後どうなるかわからないので、数値が良いうちに卵子凍結など何かしらのアクションを取った方がいいのかなと思いました。卵子凍結をする際はぜひ岡田先生にお願いしたいです!

TOKYOプレコンゼミ受講を検討する方へのメッセージ

将来妊娠を考えるのであれば、ぜひ受講をおすすめします。自分の体の状態を知るきっかけになりますし、今後のライフプランを検討するのに、とても参考になると感じました。検査を受けようか悩んでいる方は、助成金も出ますし、今が踏み出すチャンスなのかなと思います。

こちらの検査はいつかの妊娠を考える皆さんが受けた方が良い検査だと思います。
卵巣子宮の病気の罹患率は意外と高いですが、早く見つければ悪くなりにくいものが多いので早く見つける事がとても大事です。
今はまだ将来を考えていなくても、自分の価値観は変わる可能性があります。まずは今の自分を知るところから始めてみてください。

卵子凍結保管サービスはGrace Bankがおすすめ

卵子凍結保管サービスGrace Bankをご存知ですか?

Grace Bankは、全国の提携クリニックで採卵・凍結した卵子凍結保管専門のサービスを提供しています。クリニックで採卵・凍結から保管まで行う場合とは異なり、体外受精を行う際は全国の提携クリニックにて凍結卵子の利用が可能なため、急な引っ越しや転勤でも安心です。

また、従来の不妊治療クリニックのような小型の液体窒素タンクによる保管とは異なり、臍帯血バンクのステムセル研究所と提携し、今まで25年以上無事故を誇る同社の専用大型タンクで24時間365日一括管理をしています。保管施設は地震や津波に強いエリアに設置され、停電対策も万全、安心のシステムで大切な卵子を保管します。

保管費用は初期費用55,000円(税込)に加えて、年払い38,500円(税込)または月払い3,850円(税込)の2つのプランからお選びいただけます。

Grace Bankでは、卵子凍結に関する無料のオンラインセミナーや個別相談会を実施しています。卵子凍結をするかお悩みの方は、まずは無料のオンラインセミナーで卵子凍結についての知識を深め、個別相談会でご自身の状況に合わせた相談や、クリニック選びのアドバイスを受けられてみてはいかがでしょうか。

監修者

岡田 有香 おかだ ゆか

グレイス杉山クリニックSHIBUYA 院長

日本産科婦人科学会専門医
da Vinci certified First Assistant (ダビンチ認定資格取得術者)
日本母体救命システム普及協議会J-CIMELSプロバイダー


グレイス杉山クリニックSHIBUYA (東京都渋谷区)

杉山産婦人科の医師・培養士による技術を用いた質の高い診療を提供。
将来の妊娠に備えたプレコンセプションケアと卵子凍結にフォーカスした診療。
スタッフは全員女性。明瞭な料金設定も人気!

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