卵子凍結について

【年代別】10代~40代に多い生理不順の原因は?

生理不順の原因はストレスから病気まで様々です。ここでは年代別に生理不順の原因で多いと考えられるものをご紹介していきたいと思います。

生理不順を放置すると、不妊・病気・老化促進などに繋がるので、生理不順の原因を知って解消に努めることが大切です。生理は25〜38日周期、7日程度で終わるのが正常とされています。生理不順には生理周期、経血量、期間の異常など、様々な症状があります。

生理周期の異常は、周期が39日を超える稀発月経と、24日より短い頻発月経に分類されます。

経血量の異常は、経血量が多い過多月経経血量が少ない過少月経があります。

生理期間の異常は、8日以上続く過長月経2日以内に終わる過短月経があります。

またこの他に、生理がこない無月経、生理前の心身の不調が強いPMS(月経前症候群)、生理中の心身の不調が強い月経困難症などが生理不順の症状とされています。

【10代】に多い生理不順の原因

中学生や高校生などの10代は卵巣機能がまだ未成熟で、女性ホルモンバランスも不安定な時期です。人間関係や勉強などのストレス、過度なダイエットによる栄養不足、冷え性などが主な原因といわれています。

症状としては、揮発月経(周期39日以上)、無月経など、生理周期が安定しないことが多いのです。中学生、高校生など10代の生理不順は、年齢を重ねて卵巣機能が成熟するにつれ、自然と解消する場合も多いのですが、無月経が続く場合や、生理痛がひどい場合は、婦人科受診をおすすめします。

【20~30代】に多い生理不順の原因

20~30代は性成熟期と呼ばれ、出産適齢期にもあたり、卵巣機能や女性ホルモンバランスが安定する時期です。しかし、仕事の疲れやストレスによって、女性ホルモンバランスが乱れている人も多いのが現状です。忙しい日々の中における食生活の乱れや、ダイエットによる栄養不足、運動不足による体の冷えも生理不順の原因とされています。また、産後の女性ホルモンバランスの変化によって、生理不順になる人もいると言われています。

症状としては、PMS・過多月経・月経困難症・子宮内膜症・子宮筋腫などの生理不順に悩む人が多いです。生活習慣の見直し、ストレス解消、婦人科での治療などによって生理不順が解消するケースも多いですが、生理不順が3ヶ月以上続いたら、セルフケアや婦人科受診などの対策がおすすめです。

【40代】に多い生理不順の原因

40代は女性ホルモンが減少するなど女性ホルモンのバランスの乱れや、代謝低下による体の冷え、更年期障害が原因とされています。

症状としては、月経量が少なくなる、生理周期が安定しなくなる、PMSの症状が強くなるなどが挙げられます。

サプリや漢方薬で女性ホルモンバランスを補ったり、更年期障害の場合は婦人科で治療することで症状が改善するケースも多いです。

生理不順が3ヶ月以上続いたら、セルフケアや婦人科受診などの対策がおすすめです。

また、更年期症状がつらい場合は、早めに婦人科受診をおすすめします。

全年代に共通する生理不順の原因

全年代に共通している原因となっているのは、女性ホルモンバランスの乱れや、睡眠、食生活、ストレスなどの生活習慣の乱れ、体の冷えです。

また、女性特有の病気も生理不順の原因の1つとされ、子宮筋腫・子宮内膜症・多嚢胞性症候群などの卵巣機能のトラブルや、バセドウ病・橋本病・高プロラクチン症候群などホルモン分泌のトラブルなどもあります。

規則正しい生活やストレス解消によって心身の健康を保ち、女性ホルモンバランスを整える、体を冷やさない、病気が原因の場合は、婦人科で治療することが大切です。

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生理不順を放置すると不妊や老化促進の原因になる

生理不順=女性ホルモンバランスの乱れと言っても過言ではありません。生理不順を放置していると、女性ホルモンバランスによる老化促進や、子宮体がん・骨粗しょう症リスクの増加、不妊体質の原因になる恐れもあります。

将来の健康や妊娠のことを考えて、生理不順は早めに解消・治療しておくことがおすすめです。

卵子を若いうちに凍結保存できる「卵子凍結保存」とは

卵子も加齢とともに歳を取ると言われ、卵子の年齢=妊娠確率に大きな影響があります。

高齢になればなるほど若い時と同じ妊娠可能性を実現するには、理論上の採卵回数を増やす必要があるので、コストも時間もかかります。さらに、卵子凍結にも年齢制限があり、採卵は40歳未満、凍結卵子の利用は50歳未満が目安とされています。卵子年齢が若いうちに卵子を凍結保存すれば、将来の不妊治療に備えることができるのです。

卵子凍結保存は確実に卵子を採取するため、排卵誘発剤を使って卵巣刺激を行い、いくつかの卵胞を育てて採卵に臨みます。そうすることで、1回で複数個の卵子を採取することができるのです。採卵した卵子は、高速で凍結する急速ガラス化法により凍結され、マイナス196℃の液体窒素内に保存することにより、半永久的にそのままの状態を保つことができます。卵子凍結保存にかかる費用は、麻酔なし、成熟卵9個を凍結・保管した場合ですと、約39万円です。

Grace Bankでは国内最高峰の厳選された不妊治療クリニックを全国に組織化しているので、転勤や引っ越しの際でも凍結卵子をどの提携クリニックでもご利用いただけます。また、耐震性に優れた国内最大級の規模の凍結保管設備を持ち、20年以上無事故を誇る安心の保管システムのステムセル研究所と提携し、万全な保管体制を整えています。凍結卵子保管料はご希望に合わせて、2つのプランから選ぶことができ、使いやすい価格でサービスを提供しています。

まとめ

生理不順の原因は年代によってさまざまです。原因を正しく知って生理不順を解消することで、美容・健康維持のほか、将来の妊娠にも備えることができるのです。生理不順から不妊体質になる不安のある方は、将来のために若いうちの卵子凍結保存を考えてみるのも良いかもしれません。

監修者

名倉 優子 なぐら ゆうこ

杉山産婦人科 日本産科婦人科学会専門医


杉山産婦人科 (東京都新宿区)

70年あまりの歴史を持ち、過去10000人以上の患者様と向き合ってきた生殖医療専門クリニックのトップ施設。
不妊検診センター、内視鏡手術、体外受精など生殖医療に特化。
新宿駅至近の好立地で、19時まで診療しており、仕事と生殖医療の両立をサポート。

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