グレイスバンクのメールマガジンで配信した内容をこちらでもお伝えしています。
今回は隔週でお伝えしている「今週のPickUp!」海外事例紹介です。 卵子凍結、フェムテック事情など、海外の知っておきたい最新トピックをpickupしてお伝えします。
🇦🇺「3人の親を持つ」体外受精、オーストラリアで合法化なるか
オーストラリアでは「3人の親を持つ赤ちゃん」とも呼ばれる体外受精の新技術が、まもなく合法化されるかもしれません。
どういうことかというと、これは「ミトコンドリア提供」という方法を使って、卵子と精子を体外受精させるもので、致命的になる遺伝性疾患のリスクを減らすために考案されました。
私たちの細胞には、ミトコンドリアと呼ばれるエネルギーを生み出す発電所がたくさんあります。しかし、ここに生まれつきに異常があると、筋力低下、糖尿病、難聴、視力低下、心臓病が起き、ひどい場合は広範囲の臓器不全により子どもが生まれて間も無くして死亡してしまいます。
このリスクを低減するため、欠陥のあるミトコンドリアを他の女性のものと交換して健康な卵子を作り、精子と受精させて子どもをつくろうというのです。この技術は2015年、イギリスで可能になりましたが、アメリカでは現在も禁止されています。オーストラリアでこの技術が合法になるのか、今週にも結果が出る予定です。
引用元:ABCサイエンス
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🇮🇱イスラエルでいよいよ盛り上がるフェムテック
テクノロジーを使って女性の健康の課題を解決しようという「フェムテック」が、この1年、バズワードのような存在になっています。
イスラエルは、テクノロジー国家としても注目されていますが、女性向けの技術や商品を研究をするハイテク企業が130社あると言われています。しかし他の分野に比べると、フェムテックはその話題性にもかかわらず、イスラエルでまだ認知度、投資額は低いと記事は指摘。
逆に言えば、これからもっと成長する伸びしろがあるとしています。記事で紹介している「ガルスバイオ(Gals Bio)」は、使い捨てで生分解性のアプリケーター付き月経カップのようなデバイス「チューリポン(Tulipon)」を開発しています。将来的にはバイオマーカーを採取して女性の健康状態をモニターすることも可能にするということです。
→引用元:Israel21c
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