卵子凍結について

卵巣年齢とは?調べ方は?AMH検査の結果で卵子の老化をチェック!

卵巣年齢と実年齢の関係

卵巣年齢とは、一般的に卵巣に残っている卵子の元「原始卵胞」の数の多い少ないを指しています。男性の精子が毎日作られるのと異なり、卵子は胎児のときにある数が最大で、年齢ごとに減少します。そのため、卵巣年齢を把握することにより、今自分の体に、どれぐらいの数の卵子が残っているか(年齢相応の卵子数が残っているか)知ることができます。卵巣年齢を知るには、胞状卵胞の周辺細胞からでているAMH(抗ミュラー管ホルモン)の値で把握することができます。若くても卵巣年齢は高い、逆に実年齢よりも低い場合があり、卵巣年齢は実年齢と異なります。また、卵巣年齢と実年齢の開きは、個人差があります。

年齢による卵細胞数の変化

画像出典元:自社HP https://gracebank.jp/guide/

卵巣年齢が高いとどうなるの?若返りはできる?

卵巣年齢は、卵巣に残っている卵子の元の個数であり、閉経が近づくに従い個数が減ります。従って、卵巣年齢の高さは「妊娠できるタイムリミットが迫っている」と捉えられることができます。卵巣年齢が高いと、具体的には以下の症状が出ると言われています。

  • 自然排卵が起こりにくくなる
  • 卵胞がなかなか育たない
  • 排卵誘発に反応しにくくなる

卵巣年齢を、年に抗い若返らせることや、加齢を遅くすることは今の医学では不可能ですので、髪質や皮膚の老化と同様に、年齢と共に進行していきます。

卵巣年齢が高いと妊娠率は低くなるの?

そもそも、女性の妊娠のしやすさをはかるには、「卵子の数」と「卵子の質」両方を考える必要があります。卵巣年齢は、この内「卵子の数」のことについて把握することのみが可能です。例え、卵巣年齢が高くても、「卵子の質」がよい場合、受精・妊娠できる可能性はあると考えられます。

卵巣年齢の調べ方~AMH検査とは?費用やメリットは?~

AMH検査は卵巣年齢を把握することができる検査です。この検査は、血液検査により行われます。また、卵巣年齢を知るためのAMH検査は、自費のケースになり、5,000~8,000円が相場です。

AMH検査を受けるメリットとしては、体内にある卵子の数を把握することが出来れば、すぐに妊娠の予定がなくても、「妊娠のタイムリミット」を意識することができるようになる点です。また、卵巣年齢を考慮した、将来の計画的なライフプランを立てるのに役立つ可能性があります。更に、AMH値の数値の高さ・低さを基に、多膿胞性症候群や早期卵巣不全など、不妊につながる病気の早期発見・治療ができることも、メリットとして挙げられます。

将来の妊娠を意識しはじめたら~はじめの一歩に「AMH検査」を!~

妊娠したいと考える女性はぜひ様々なメリットを考えて、AMH検査を受けるのがおすすめです。どこで受けられる?安心して検査したい…このようなご要望にお応えできるのが、Grace Bankの全国の提携クリニックで受けられるAMH検査です。Grace Bankでは、確かな実績と経験を持つ不妊治療の専門医を擁するクリニックを厳選して、提携ネットワークを有しておりますので、安心してご利用いただけます。

Grace Bankの提携クリニックを利用すれば、そのまま同じクリニックで卵子凍結ができるメリットもあります。

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AMH検査を受けた体験談をご紹介

実際にAMH検査を受けられた方の体験談をご紹介させていただきます。

こちらの女性は、出産について直ぐに望まれていた訳ではなかったとのことですが、卵巣の状態を知りたいとご興味を持たれたのがAMH検査を受けたきっかけとのことです。

わたしは36歳、独身。パートナーはいますが、人生で子どもが欲しいと強く思ったことがなく、ただ、高齢出産と定義される35歳を超えたあたりから、将来産めるのだろうか、とやや気になり始めました(だいぶ遅いかも…)。

正直、すぐに出産したい!と思っている段階ではないのですが、まずは卵巣の状態を知れるAMH検査があるというのを知り、興味を持ったという経緯です。

https://gracebank.jp/amh_taiken/

こちらの女性は、33歳のときにAMH検査を受け、その結果からGrace Bankで卵子凍結を決断されました。

きっかけは、友人に勧められて受けたAMH(卵巣予備能※)検査を含む婦人科健診で実年齢相当よりも値が低かったことです。

卵子の在庫が平均より少ない可能性を意味し、今後増えることはありません。それまで体に関する検査で基準値を外れたことはなく健康そのもの。そもそも生理不順の経験もなかったので、まさに青天の霹靂でした。

まず調べていてわかったのが、「卵子の在庫量=卵子の質ではない」ということ。そしてその「卵子の質」は体外受精の成功率等から年齢に関係するものと考えられています。


この先、いつか別のタイミングで卵子凍結や不妊治療をするかもしれないのであれば、量・質ともに最も良い状態の今こそ卵子凍結してみるべきと感じました。

https://gracebank.jp/tonatama01/

まとめ

卵巣年齢は卵巣にある残りの卵子数をチェックできるAMH検査で調べることができます。卵巣年齢と実年齢は異なるもので、卵巣年齢の値をAMH検査で調べて把握することで、将来のライフプランに役立てることができます。将来妊娠を考えている女性は、積極的に卵巣年齢をチェックするのがおすすめです。

Grace Bankでは、卵巣年齢の簡易チェック、または提携クリニックでのAMH検査ができますので、是非この記事をご覧になったのをきっかけに、一歩を踏みだしてみませんか?ご連絡を心よりお待ちしております。

監修者

名倉 優子 なぐら ゆうこ

杉山産婦人科 日本産科婦人科学会専門医


杉山産婦人科 (東京都新宿区)

70年あまりの歴史を持ち、過去10000人以上の患者様と向き合ってきた生殖医療専門クリニックのトップ施設。
不妊検診センター、内視鏡手術、体外受精など生殖医療に特化。
新宿駅至近の好立地で、19時まで診療しており、仕事と生殖医療の両立をサポート。

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