助成・補助金

兵庫県姫路市で卵子凍結に最大40万円助成

兵庫県姫路市は14日、2025年度予算案を発表し、少子化対策に力を入れ、卵子凍結費用を最大40万円助成する事業を盛り込みました。18歳以上39歳以下の市民が国内の生殖補助医療実施の医療機関で実施する場合に1回限り助成します。

卵子凍結とは、将来の妊娠に備えて、若い時期の健康な卵子を採取し、凍結保存しておく技術です。加齢とともに卵子の質や数は低下していくため、将来妊娠を希望する女性にとって、妊娠の可能性を高めるための選択肢の一つとなっています。

卵子凍結にかかる費用は、クリニックによって異なりますが、数十万円から百万円近くかかる場合もあります。費用には、検査費用、薬剤費用、採卵費用、凍結保存費用などが含まれます。卵子凍結に関する助成は、経済的負担のために卵子凍結に踏み出せなかった女性のさらなる後押しになることでしょう。

助成対象(助成要件)は?

  1. 採卵実施日が令和7年4月1日以降であること
  2. 採卵実施日において、18歳以上39歳以下であること
  3. 採卵実施日から助成金を申請するまでの間、継続して姫路市に住民登録があること
  4. 「プレコンセプションケアってなあに?」(姫路市)と、「ノンメディカルな卵子凍結をお考えの方へ」(日本産科婦人科学会)の動画を視聴していること
  5. 市が行う追跡調査に協力できること
  6. 過去に本事業による助成を受けたことがないこと

以上の1〜6の全てに該当する人が対象です。不妊治療を目的とした採卵・卵子凍結、がん患者等の妊孕性温存療法は対象外となります。また、第三者への提供、譲渡、売買や海外への移送は禁止されています。

助成内容と助成額は?

1人1回限り上限40万円(採卵準備のための投薬、採卵、卵子の凍結、凍結卵子保管料の一部)が助成されます。

  • 採卵2回以上した場合や数年分の保管料をまとめて支払った場合は、合わせて申請することも可能
  • 採卵したが、卵子の凍結に至らない場合も上限40万円で助成

対象医療機関は?

国内(原則、兵庫県内)の生殖補助医療実施医療機関が対象です。

兵庫県内では、以下のクリニックがGrace Bankの提携クリニックです。

申請方法と申請期限は?

申請方法と申請書類

申請方法は現在姫路市で準備中です。公開され次第、本記事も更新します。

申請書類は以下の3つが必要でいずれも申請時に写真等のデータを添付します。

  • 卵子凍結費用助成事業に係る証明書(医療を実施した医療機関の主治医が記入したもの)
  • 卵子凍結、保管に要した費用が確認できる領収書(医療機関、保管先等発行)及び請求明細書(内訳がわかるもの)
  • 申請者名義の助成金振込口座情報(銀行名・支店名・口座番号)がわかるもの

申請期限

申請期限は卵子の凍結保管開始日(院内保管または保管施設での保管開始日)の同一年度内(令和8年3月31日まで)までです。

  • 採卵2回分をまとめて申請する場合は、2回目の凍結保管開始日とすることも可能
  • 採卵したが、卵子の凍結に至らない場合は採卵実施日の同一年度内

助成事業に関するお問い合わせ先は?

姫路市の卵子凍結助成事業に関するお問い合わせは姫路市保健所健康課までお問い合わせください。午前9時から午後5時まで(土曜日・日曜日・祝日・年始年末は除く)

住所 姫路市坂田町3番地
電話 079-289-1641

卵子凍結に関するお問い合わせは?

卵子凍結の方法や費用、クリニックの選び方、卵子凍結後の生活、将来の妊娠・出産に関する様々な疑問については、専門の医師やカウンセラーに相談することで、より詳細な情報を得ることができます。安心して卵子凍結を行うために、積極的に情報収集を行いましょう。

卵子凍結について興味がある方・実際に検討されている方は、ぜひGrace Bankの無料セミナーご活用ください。より詳しく卵子凍結の相談・検討をしたい場合は無料の個別相談がおすすめです。

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