卵子凍結を「やろう」と決めてから、実際にクリニックへ通い始めるまで。そこには、想像していなかった戸惑いや、思いがけない足踏みもありました。
第1弾では、大手メーカーで営業職を経験し、現在は人事部で働く35歳女性・まきさんの卵子凍結を決意するまでの背景をお届けしましたが、今回の第2弾では、クリニック選びで重視したポイントや初診で説明された内容、実際に感じた不安と安心について紹介します。いよいよ始まるはずだった卵子凍結がなぜ一度“見送り”になったのか?まきさんのリアルな体験を伺います。
目次
グレイス杉山クリニックSHIBUYAを選んだ理由
担当者
今回、グレイス杉山クリニックを選んだ理由はなんですか?
卵子凍結を始めるにあたり、まず悩んだのがクリニック選びでした。
情報はたくさんあるけれど、「自分が通う場所」となると、慎重にならざるを得ません。
そんな中で参加したのが、Grace Bank(グレイスバンク)の卵子凍結セミナーです。
セミナーには、グレイス杉山クリニックSHIBUYAの岡田院長が登壇されていました。
卵子凍結の実績が豊富で、説明もとてもわかりやすく、「ここなら安心して任せられそう」と感じました。
通いやすさと卵子凍結パッケージの安心感
担当者
その他にクリニック選びで重視したことはありますか?







職場からも自宅からも通いやすいクリニックを探しました。グレイス杉山クリニックSHIBUYAは渋谷駅のすぐそばという立地も魅力でした。
あとは料金ですね。グレイス杉山クリニックSHIBUYAは卵子凍結のパッケージプランがある点も決め手のひとつです。卵子凍結の費用ってわかりにくいなと感じていて。結局いくらになるんだろうって不安でしたが、パッケージプランなら安心だと思いました。
実際に通ってみて感じたクリニックの印象
担当者
グレイス杉山クリニックSHIBUYAはどのような印象でした?


グレイス杉山クリニックSHIBUYAは婦人科とは思えないような開放的でおしゃれな空間でした。待合にはコンセント付きの席もあり、待ち時間に仕事をすることもできました。
診察は番号で呼ばれるため、プライバシーへの配慮も感じられました。
あと、置いてあったお茶が美味しかったです(笑)。
初診の流れ|【意外】卵子凍結は生理1~3日目から始まる?
担当者
初診はどのような流れでした?







初診は12月23日。私は子宮内膜症の症状があり、約5年間、低用量ピルを服用していました。ちょうど休薬期間が終わるタイミングでの受診です。
初診では、
• 卵子凍結全体のスケジュール説明
• 血液検査
を受けました。
意外だったのが、卵子凍結は生理開始1~3日目から治療をスタートするという点です。
婦人科の診察は生理を避けるイメージがあったため、少し驚きました。結局この日は治療開始には至らず、ピルを中止して次の生理を待つことになりました。
- 低用量ピル:排卵を抑制し、月経困難症や子宮内膜症の治療にも用いられる経口避妊薬
低用量ピル中止後に感じた心と体の変化
担当者
再診を待つまでの期間はどのような気持ちで過ごしましたか?



長年ピルを服用していた影響か、中止後はメンタルの浮き沈みがかなり辛く感じました。些細なことで泣きたくなったり、感情の波が大きくなったり。
「ピルは避妊や治療だけでなく、心身を安定させる役割もあったんだな」と、改めて実感しました。
再診で告げられた「見送り」という判断
担当者
再診はいかがでしたか?







生理を迎え、1月24日に再診を受けました。当日はいよいよ卵子凍結がスタートするんだという期待のほうが大きかったです。不安はあまりなかったですね。この日は血液検査とエコー検査です。
ただ、検査の結果、今回は卵子凍結の開始を見送り、次の周期を待つという判断になりました。
採卵数の目標を達成するための「見送り」
担当者
なぜ卵子凍結が見送りに?



理由は、AMHの数値や卵胞(AFC)のばらつきから、この周期では十分な採卵数が見込めないためです。
もともと1年前に自分の卵子の残数を知りたくてAMH検査を受けていたのですが、当時に比べ、数値が半分近く落ちていたことにショックを受けました。
説明によると、
• 約8割の方は初回の生理周期で卵子凍結を開始
• 約2割の方は数値や卵胞の状態によって見送る
というケースがあるそうです。
AFC(卵胞数)が小さかったり、ばらつきがあったりする場合や、E2(エストロゲン)が60以上の場合は、採卵できる数が少なくなる傾向があるとのことでした。
- AMH(抗ミュラー管ホルモン):卵巣内に残っている卵子の目安を示す指標
- AFC(Antral Follicle Count):超音波検査で確認できる初期卵胞の数
- E2(エストラジオール):卵胞から分泌される女性ホルモン。数値が高すぎると採卵効率が下がる場合がある
※数値や治療方針は個人差があり、必ずしもすべての方に当てはまるものではありません。
見送りでも安心できた理由|卵子凍結パッケージと返金制度
担当者
見送りになったときの心境は?







「いよいよ始まる」と思っていた分、正直少し残念な気持ちもありました。
ただ、岡田先生の説明からは、採卵数を妥協しない姿勢が強く伝わってきました。
「とにかく始める」のではなく、「最適なタイミングで、しっかり採る」ことを大切にしていると感じました。
また、金額面で不安に感じていた点も、パッケージプランの説明で解消されました。
卵胞の発育状況などで途中で採卵を断念する方も月に1人程度いるそうですが、その場合でも返金制度があり、再チャレンジしても最終的にはパッケージ金額内に収まる仕組みになっているとのことです。
卵子凍結は「急がず、最適なタイミングで」進める医療







今回、卵子凍結のスタートは見送りとなりましたが、それによって「このクリニックなら信頼できる」という気持ちは、むしろ強くなりました!
卵子凍結は、ただ早く始めればいいものではありません。将来につなげるための医療だからこそ、慎重な判断が重要です。
次回はいよいよ、まきさんの採卵当日までの体験をお届けします。



