AMH検査というものをご存知でしょうか？AMH検査はご自身の卵子の在庫数を予測することができる検査です。この検査を受けて、検査結果が低く妊娠できるのか不安を感じている方や、これからAMH検査を受けるか悩んでいるという方は少なくありません。そんな不安や悩みを抱える方へ、ここでは今からできる対処法などをご紹介していきます。
目次
30歳のAMH値の平均
出典：グレイスバンク公式サイト
上記の表によると、30歳のAMH値の中央値は「5」を示しています。35歳になると「3」、40歳では「2」と加齢で減少していっているのがわかります。AMH値が低くなるにつれて、採卵個数も少なくなることがわかります。閉経に向かっていく44歳ごろには値は「1」となっています。
30代でAMH値が「2以下」や「1以下」なら平均より低い
30歳から40歳にかけてAMH値は下がり、「5」から「2」へと低下します。30代で「2以下」や「1以下」の場合は40代の数値なので、AMH値が低いということになります。
30代でAMH値が平均より低くても自然妊娠できるの？
AMH値が低くても、自然妊娠は可能です。AMH値が低いとは、卵子の在庫が限られており妊娠できる期間が少ない可能性があるということで、妊娠できないという意味ではありません。
妊娠確率の高さに大きく関わるのは、卵子の質＝加齢です。卵子の質および、妊娠確率は35歳頃からぐっと低下します。AMH値が低く（卵子の数が少ない）、卵子の質もよくない（卵子の老化）場合は妊娠しづらくなります。
30代でAMH値が平均より低い場合は、卵子の数が少なく、極端な場合は妊娠タイムリミットが迫っている可能性があります。ですから、妊娠計画の見直しや、人工授精や体外受精など早めのステップアップがおすすめです。まずは、信頼できる不妊治療専門医がいるクリニックに相談してみましょう。
30代でAMH値が平均より低いときのリスク
体外受精や卵子凍結で、採卵できる卵子の個数は、AMH値に比例して少なくなります。卵子の採卵数を確保したい場合、数回にわたる採卵が必要となってきます。
グレイス杉山クリニック渋谷の岡田院長によると、例えば、AMHが「1.8」の場合、1度の採卵で4〜5個の卵子が採れると予測されます。詳しくは「グレイス杉山クリニックSHIBUYA岡田院長に聞く！AMH検査の値が高い、低いとは？」をご参照ください。
39歳AMH値が「1以下」の場合の採卵個数のお悩みについてなどを紹介したセミナー動画もご参考にしてください。セミナーに参加した方の生の悩みも参考になります。
わたしのAMH値は30代平均？無料で自宅でできる「卵巣年齢チェック」
未来に卵子のタイムカプセルを贈る「卵子凍結」で多くの女性の妊娠をサポートするグレイスグループでは、無料で自宅でできる「卵巣年齢チェック」サービスも取り扱っています。
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AMH検査を受ける前の簡易検査としてぜひ行ってみてください。
AMH検査はGrace Bankの提携クリニックがおすすめ
Grace Bankの提携クリニックは、不妊治療専門医が在籍しています。AMH検査や、その結果により卵子凍結を検討するまで一貫して対応できるので、将来妊娠を考える全ての女性のサポートを提供しています。
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30代でAMH値が気になったら、Grace Bankの「卵子凍結保存」
卵子が老化すると、妊娠できる確率が下がり、流産、染色体異常も生じやすくなります。卵子凍結ならば、まだパートナーがいない女性でも、自分の意思で将来の妊娠に備えることができます。卵子凍結保存は、採卵した卵子を高速で凍結する急速ガラス化法により凍結し、マイナス196℃の液体窒素内に保存します。それにより、半永久的にそのままの状態を保つことができるのです。
卵子凍結の保管サービスを行うGrace Bankは、国内最大級のバンクであり、過去23年間に亘って無事故の実績を誇る安心の保管システムを運用するステムセル研究所と提携し、大型タンクの万全な環境であなたの大切な卵子を保管できます。大型タンクで一括保管をすることにより、最高水準の保管体制と保管コストの削減を実現し、利用しやすくわかりやすい料金体系となっています。また、Grace Bankでは国内最高峰の厳選された不妊治療クリニックを全国に組織化しているので、転勤や引っ越しの際でも凍結卵子をどの提携クリニックでもご利用いただけます。
卵子凍結については、こちらの動画もご参照ください。
【体験談】となりの卵子凍結～33歳、AMH検査から2週間の決断～
こちらは、AMH検査の値が実年齢より低いことを受け、卵子凍結を決意した方の体験談です。参考にしてみてはいかがでしょうか？
まとめ
AMHが30歳の平均よりも低いということは、卵子の在庫数が少なく、妊娠できる期間が少なくなりつつあるかもしれないということを表しています。加えて35歳頃からは、妊娠確率に影響する卵子の質がぐっと低下します。将来子どもを持ちたいと考えている30代女性は、AMH検査を受け、平均値と比べた自分のAMH値を知り、今後のライフプランを考えるのがおすすめです。Grace Bankで提供している「卵巣年齢チェック」サービスなど、自宅で簡単にチェックできるサービスなども活用し、AMH値を意識してみてはいかがでしょうか。30代でAMH検査が平均値より低い場合は、将来の妊娠に備えられる卵子凍結もおすすめです。
名倉 優子 なぐら ゆうこ
日本産科婦人科学会専門医
グレイス杉山クリニックSHIBUYA （東京都渋谷区）
杉山産婦人科の医師・培養士による技術を用いた質の高い診療を提供。
将来の妊娠に備えたプレコンセプションケアと卵子凍結にフォーカスした診療。
スタッフは全員女性。明瞭な料金設定も人気！
