東京都千代田区が都の卵子凍結助成制度を利用した千代田区在住者に対し、最大10万円の上乗せをすることを発表しました。都内自治体では港区に続いての取り組みです。
卵子凍結とは、将来の妊娠に備えて、若い時期の健康な卵子を採取し、凍結保存しておく技術です。加齢とともに卵子の質や数は低下していくため、将来妊娠を希望する女性にとって、妊娠の可能性を高めるための選択肢の一つとなっています。
卵子凍結にかかる費用は、クリニックによって異なりますが、数十万円から百万円近くかかり、決して安価な金額ではありません。東京都の助成制度は卵子凍結を実施した年度に上限20万円、次年度以降、保管更新時の調査に回答した際に1年ごとに一律2万円(令和10年(2028)年度まで実施)ですが、今回、東京都千代田区の卵子凍結費用助成金の10万円上乗せは、経済的負担のために卵子凍結に踏み出せなかった女性のさらなる後押しになることでしょう。
助成対象者(助成要件)は?
- 東京都の卵子凍結に係る費用の助成(※1)を利用し、助成承認決定を受けていること
- 卵子凍結に係る医療行為を開始した日から申請日までの間、継続して千代田区に住民登録があること
(※1)対象は都内在住の18歳~39歳女性
助成対象と助成額は?
助成対象費用は採卵準備までの投薬・採卵・卵子凍結の費用で、入院室料(差額ベッド代等)、文書料等は助成対象外です。
助成額は、1人につき、1回のみ、東京都の助成金額20万円を差し引いた金額に対し10万円を限度に助成します。
申請期限は?
申請期限は、東京都「卵子凍結への支援に向けた調査事業調査協力(凍結時)助成承認決定通知書」に記載の日付から1年以内です。
必要書類
必要書類 | 備考 |
千代田区卵子凍結費用助成申請書(PDF:205KB) 千代田区卵子凍結費用助成申請書(記入注意事項)(PDF:268KB) | |
東京都の「卵子凍結への支援に向けた調査事業調査協力(凍結時)助成承認決定通知書」の写し | 卵子凍結が終了し、東京都へ助成金を申請した後に発行される決定通知書のことです。通知の名称に「(凍結時)助成」の文言が含まれていることをご確認のうえ、ご申請ください。 |
東京都の「卵子凍結への支援に向けた調査事業受診等証明書(凍結時)」の写し | 東京都へ紙で提出する場合は、提出する前にコピーを取っておいてください。 |
請求書(PDF:75KB) 請求書(記入注意事項)(PDF:218KB) | |
前各号に掲げるもののほか区長が必要と認める書類 |
申請書類のご提出は、千代田保健所保健サービス課保健サービス係(〒102-0073 東京都千代田区九段北1-2-14)へのご郵送(当日消印有効)もしくは、千代田保健所保健サービス課保健サービス係窓口で受け付けています(各出張所、本庁舎総合窓口では受け付けていません)。
千代田区の助成制度の詳細はこちらをご確認ください。
⇒https://www.city.chiyoda.lg.jp/koho/kosodate/teate/ranshitoketsuhiyojosei.html
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千代田区の助成に関する質問は、千代田区の担当部署までお問合せください。
千代田区所属課室:千代田保健所保健サービス課保健サービス係(電話番号:03-6380-8552/ファックス番号:03-3262-1160/メールアドレス:hoken-service@city.chiyoda.lg.jp)