卵子凍結について

卵子凍結のきっかけは?|失恋・婚活・30代女性のリアル

「卵子凍結」という言葉、なんとなく聞いたことはあるけれど、具体的にどんな人がどんな理由で選んでいるのか、イメージしづらいですよね。特に、失恋や婚活に行き詰まっている時、将来への不安から卵子凍結を検討する女性も多いのではないでしょうか。この記事では、失恋や婚活をきっかけに卵子凍結を決意した30代女性のリアルな体験談を通して、卵子凍結のメリット・デメリット、費用や手順、よくある質問など、一歩踏み出すための情報を分かりやすく解説します。

35歳で彼氏との破局をきっかけに卵子凍結を決意したAromaさん、36歳で婚活に行き詰まり卵子凍結を決意したHinakoさん、それぞれのケースを通して、彼女たちがどのように悩み、決断したのか、その心の内を紐解いていきます。また、卵子凍結が結婚に繋がったと語るトラさんのケースもご紹介します。

この記事を読むことで、卵子凍結が自分にとって本当に必要な選択肢なのか、将来設計を考える上で貴重なヒントを得られるはずです。晩婚化・未婚化が進む現代社会において、仕事と出産の両立に悩む女性にとって、卵子凍結は一つの選択肢となり得ます。自分らしい人生を歩むため、将来の不安を少しでも軽減するために、まずは正しい知識を身につけて、一歩を踏み出してみませんか?

彼氏との破局をきっかけに卵子凍結を決意したAromaさん(36歳)の場合

私の卵子凍結の申し込み当時の年齢は、35歳。

結婚を前提にお付き合いしていた人と破局し、35歳時点で独身確定となりました。私の友達は次々と子供を授かり、幸せな家庭を築いていました。そしてどんな女性にも妊娠できるタイムリミットがあり、私のリミットも刻々と迫ってきております。もし、将来結婚したいという人に出会い、子供が欲しくなった時、少しでも妊娠の可能性が高い卵子を残したいと思い、卵子凍結を決意しました。

引用:36歳、独身。未来のために卵子凍結を決意しました① きっかけ

結婚を前提にお付き合いをしていた彼氏と破局したことで卵子凍結を決意したAromaさん。Aromaさんが金銭面と地方における社会的風評から卵子凍結をすることを相当悩まれたそうです。卵子凍結の費用は、上京して一人暮らしをするOLのAromaさんにとって、卵子凍結の費用が決して安くないことや、独身で卵子凍結をするということに対しての周囲の反応(特に地方在住の母の反応)が気になったそうです。しかし、悩んでいる間にも時間が過ぎ、刻一刻と卵子の数は減っていきます。タイムリミットがあるということが後押しとなり、卵子凍結を決意することができたそうです。

今、できることを全力で頑張ったので後悔はない!気になるお母様の反応は?

私自身、卵子凍結をするまでは1年近く悩み、実施中は働きながら受けるホルモン注射による精神不安や体調不良に悩まされ、仕事のパフォーマンスにも影響しました。また、複数回必要な通院も、日程調整が難しかったです。手術後も体に違和感を感じましたが、その後すぐに働いており、精神的、肉体的にもハードな3ヶ月だったと思います。大変なこともたくさんありましたが、終わったあとは、卵子凍結を実施してよかったと思います。いつか自分が子供を欲しいと思った時、今、できることを全力で頑張ったので、後悔はないと、自信を持って言えます。

卵子凍結をしたことを、母親に打ち明けました。「実は知り合いのお孫さんも不妊治療で産まれたらしく、今少しずつ増えてきているみたい」とある程度の理解をしてくれました。大々的に「不妊治療でできた子供です!」という親は少なく、もしかしたら、誰にも相談できずに治療をしている夫婦の数は多いのかもしれないです。

両親は地方に住んでいるので、卵子を凍結できる病院の数も数えるほどしかなく、卵子凍結は一般的なものではありません。両親の希望として、一番は結婚をして、自然に妊娠できることという意識がまだまだ根強いですが、一方でどうしてもパートナーに出会えなかったり、子宮の状態が弱っていたりと、希望通りに進まないのが妊娠だと思います。

引用:36歳、独身。未来のために卵子凍結を決意しました。 11 私の感想と悩まれている方へ

Aromaさんのように、費用や時間、周囲の反応など、卵子凍結に対して不安や悩みをもつ女性も少なくありません。クリニックによっては無料のセミナーやカウンセリングを実施しているケースがありますので、そちらを活用して、卵子凍結に対する理解を深めたうえで、実施の判断をされることをおすすめします。

婚活に行き詰まり卵子凍結を選んだHinakoさん(36歳)の場合

Hinakoさんはもうすぐ37歳になる女性です。20代後半から30代前半はキャリアアップに力を入れており、結婚して妊娠したら大好きな仕事ができなくなるかもしれないとの気持ちから、結婚は仕事が落ち着いたらと考えていたそうです。当時の彼氏にはHinakoさんの仕事が忙しすぎると別れを告げられたこともあったそうです。

そんなHinakoさんもコロナをきっかけに仕事の形態が変わり、時間的に余裕ができたことから、真剣に将来について考え、婚活をスタートしました。婚活を開始した時期に不妊治療中の友人やネット情報で、加齢により30歳を過ぎると自然妊娠率が下がり、35歳を過ぎると自然妊娠率がさらに低下することを知りました。そのときに卵子凍結という方法があることを知ったそうです。

30代半ばからの婚活の結果、結婚前提の彼氏ができましたが、残念ながら破局してしまったHinakoさん。婚活を再開するも、なかなかうまくいかない中で、加齢と不妊の情報がプレッシャーとなり、身体に不調をきたすことも。焦りや不安から解放され、もう一度リセットして落ち着いて婚活したいという気持ちから36歳で卵子凍結を決意します。

婚活市場で35歳の壁があります。一般的に加齢に伴って妊娠しにくくなり、35歳以上の出産は高齢出産と言われ、男性にもそれは浸透し、子どもが欲しい男性が、年齢によるリスクから、希望する女性の年齢を35歳で区切って、若い女性を望むのを目の当たりにしてきました。

年齢でまず、切り捨てられることが辛いです、、、涙。

将来妊娠の可能性を広げてくれる『卵子凍結』という言葉と理解が、女性だけでなく婚活市場にいる男性にも広がってもらいたいと思いました。私は凍結していることを公言しようと思います。

引用:私がした卵子凍結⑩~その後の思い・婚活と卵子凍結~

卵子凍結をしたことで、加齢による焦りとストレスからの解放

肌荒れが良くなりました!!卵子凍結をする前は、「私がした卵子凍結①」で書いているように、破局、苦戦する婚活、加齢に焦りを感じ、将来が不安でいっぱいで何か追い詰められているかの日々を送っていました。このストレスのせいなのか、顔にずっと繰り返す、治らないニキビが20個くらいあったんです泣。それが卵子凍結を決め、動き始めたくらいからスーッと焦る気持ちが消えていき、同時にその肌荒れが良くなり、今は全くなくなりました。きっとどうにもならない焦りが相当、心のストレスだったんですね、、、。

そんなこともありましたが、私は卵子凍結をした今、とても毎日を楽しく生きています!!卵子凍結をして、特に気持ちの面では変わりました。

引用:私がした卵子凍結⑩~その後の思い・婚活と卵子凍結~

Hinakoさんは卵子凍結をしたことで、加齢による焦りとストレスから解放され、心に余裕を持つことができたそうです。Hinakoさんのように、婚活に行き詰まりを感じている女性にとって、卵子凍結は将来への不安を軽減し、前向きに人生を歩むための一つの選択肢となるでしょう。

卵子凍結が結婚に繋がったトラさん(採卵当時36歳)の場合

トラさんはメーカーで働く30代後半の女性で、35歳で卵子凍結を決意し、36歳のときにグレイス杉山クリニックで採卵、グレイスバンクで卵子凍結保管をしました。トラさんは、30代後半に差し掛かるにあたり、本格的に婚活を始め、婚活パーティーなどの様々な方法をためした結果、35歳で現在の旦那さんとマッチングアプリで出会い、37歳で入籍されました。

卵子凍結をしたことで、彼氏に気持ちのゆとりを持って接することができた

当時私には彼氏(後の旦那さん)がいましたが、付き合いたてだったこと、また彼氏はバツイチで結婚には慎重なことが分かっていたため、先に卵子凍結した方が良いかもと思い始めたのです。
年齢も年齢でしたが、彼氏に結婚を急かすよりは、卵子凍結をして、気持ちのゆとりを持って接しようと思っていました。

結果的に37歳で結婚しましたが、35歳の時に焦って結婚を迫らなくて良かったと思います。おそらく迫っていたら、彼の気持ちが追いつかず別れていた気がします。

引用:卵子凍結が結婚につながった話

トラさんのように、卵子凍結により心にゆとりをもつことができた結果、彼氏との関係が良好に進み結婚に至ったケースがあります。ただし、卵子凍結は高額な費用がかかるだけでなく、身体への負担も伴います。また、将来妊娠できる保証はありません。信頼できるクリニックでしっかりとカウンセリングを受け、メリット・デメリットを理解した上で、慎重に検討することが重要です。

30代女性が卵子凍結を選ぶ理由

30代女性が卵子凍結という選択肢を選ぶ背景には、様々な理由が存在します。晩婚化・未婚化の進行、キャリア形成における出産への不安、そして卵子凍結技術の発展といった社会的な変化と医療技術の進歩が複雑に絡み合い、彼女たちの選択を後押ししています。ここでは、30代女性が卵子凍結を選ぶ主な理由を掘り下げて見ていきましょう。

晩婚化・未婚化の現状

国立社会保障・人口問題研究所の調査によると、晩婚化・未婚化は年々進んでいます。女性の平均初婚年齢は上昇を続け、30代での結婚も珍しくなくなりました。

晩婚化によって出産年齢も必然的に上がり、高齢出産のリスクへの懸念が高まっています。

また、未婚を選択する女性も増加しており、将来パートナーと出会った際に妊娠・出産の可能性を残しておきたいという思いから卵子凍結を選択するケースも増えています。

仕事と出産の両立への不安

現代社会において、女性も男性と同様にキャリアを追求する傾向が強まっています。責任あるポジションに就いたり、専門性を高めたりする中で、出産・育児のための休暇取得がキャリアに影響を与えることを懸念する女性は少なくありません。卵子凍結は、キャリア形成と出産のタイミングを調整する手段として、彼女たちに安心感を与えています。仕事に集中できる期間を確保し、将来のライフプランに柔軟性を持たせることができるのです。

卵子凍結はデメリットも理解したうえで慎重に検討する

卵子凍結は未来への希望をもたらす一方で、費用や身体への負担、そして妊娠の保証がないといった現実も存在します。メリットだけではなくデメリットを理解した上で、慎重に検討することが重要です。

メリット

  • 将来の妊娠の可能性を残せる:加齢による卵子の老化を心配することなく、将来の妊娠に備えることができます。
  • 婚活やキャリア形成に集中できる:出産への焦りやプレッシャーから解放され、自分のペースで人生設計を進めることができます。

デメリット

  • 費用がかかる:卵子凍結には、採卵、凍結、保管など、高額な費用がかかります。
  • 身体への負担がある:排卵誘発のための注射や採卵時の痛みなど、身体への負担があります。
  • 妊娠を100%保証するものではない:卵子凍結は、将来の妊娠の可能性を高めるものですが、妊娠を100%保証するものではありません。

卵子凍結の費用や身体への負担

卵子凍結には、採卵費用、凍結保存費用、そして将来の融解・体外受精費用など、決して少なくない費用がかかります。卵子凍結には、総額で50万円~100万円程度かかると想定しておきましょう。また、凍結期間が長くなるほど保管費用も加算されます。

費用項目概算費用
準備(初回検査・ホルモン検査・採卵誘発剤など)15万円
採卵費用20万円
凍結費用3万円
保管費用3~5万円/年
出庫費用3万円
融解・体外受精費用50万円
その他の費用

クリニックにより費用は異なります。また、採卵手術をする際に麻酔を希望する場合は局部麻酔で2万円、静脈麻酔で5万円ほどかかることがあります。凍結費用を凍結する個数により料金が異なることがあります。

クリニックによっては、費用を抑えるためのパッケージプランを提供している場合もあります。渋谷駅から徒歩4分、宮下公園向かいのcocotiビル5階にあるグレイス杉山クリニックSHIBUYAでは、各種検査、排卵誘発剤、局部麻酔、採卵・凍結費用を含む未受精卵凍結(卵子凍結)をパッケージ料金で提供しています。

グレイス杉山クリニックSHIBUYAの卵子凍結パッケージプラン>

  • 凍結個数 1個〜5個 330,000円(税込363,000円)
  • 凍結個数 6個以上 380,000円(税込418,000円)

詳しい料金はこちら⇒https://grace-sugiyama.jp/price

自治体によっては助成金制度を設けている場合もあるので、お住まいの自治体の制度も確認してみましょう。2024年12月現在、以下の制度が利用できます。

  • 厚生労働省「小児・AYA世代がん患者等に対する妊孕性温存研究促進事業」:小児・AYA世代のがん患者を対象とした助成金制度です。卵子凍結が対象となる場合があります。
  • 東京都「卵子凍結にかかる費用助成」:東京都内に居住する18歳から39歳の女性を対象に、卵子凍結・保管費用を最大30万円助成する制度です。
  • 大阪府池田市「卵子凍結費用助成事業」:大阪府池田市に居住する18歳から39歳の女性を対象に、卵子凍結・保管費用を最大30万円助成する制度です。
  • 山梨県「卵子凍結支援事業」:山梨県に居住する18歳から39歳の女性を対象に、医療機関(及び調剤薬局)に支払った卵子凍結費用の総額の1/2、上限20万円(※県外医療機関の場合は上限10万円)を助成する制度です。

これらの制度の利用条件や申請方法は、それぞれの自治体によって異なります。また、企業によっては、福利厚生として卵子凍結費用の一部または全額を補助する制度を導入している場合もあります。卵子凍結を検討する際には、これらの助成金・補助金制度や企業の福利厚生制度についても、事前に確認することをお勧めします。

また、採卵のためのホルモン注射や、採卵手術自体も身体への負担を伴います。痛みを軽くするためには、痛みの少ない処置をしているクリニックや痛みの不安に寄り添ってくれるクリニックを選ぶことが重要です。痛みの軽減には、安心感やリラックスなど、精神的なケアも重要です。不安な気持ちに寄り添って、安心の処置をしてくれるクリニックを選ぶことが大切です。クリニックによっては医師・看護師の他にカウンセラーがいる病院もあります。

卵子凍結を決断するには、これらの費用や身体への負担があることを理解したうえでの検討が必要です。

将来妊娠できる保証はないという現実

卵子凍結は、将来の妊娠を100%保証するものではありません。凍結保存した卵子が融解後に正常に受精・発育するとは限らず、加齢による妊娠率の低下も考慮する必要があります。また、体外受精自体も必ず成功するとは限りません。これらの現実を理解し、卵子凍結を「妊娠の保険」ではなく、「将来の選択肢を広げる手段」として捉えることが重要です。過度な期待を抱かず、現実的な理解に基づいて判断することが大切です。

凍結した卵子を融解した時の生存確率と、その後の受精率を見ていきましょう。

項目確率
凍結卵子融解後の卵子生存の確率80~95%
融解後の卵子に精子を注入した場合の受精率60~80%

さらに、質が良好な受精卵(10個あたり)が確保できた場合に妊娠できる確率を見ていきます。こちらは採卵時の年齢によって割合が異なります。

これらの数値はあくまで平均値であり、個々の結果は様々な要因に影響を受けます。年齢以外にも、生活習慣、体質、使用する薬剤、クリニックの技術力などが妊娠率に影響を与える可能性があります。成功率を高めるためには、信頼できるクリニックを選び、安心できる保管体制を選ぶことがポイントです。

卵子凍結の手順は?

卵子凍結の手順は、大まかに以下のようになります。

  1. カウンセリング・検査:クリニックで医師のカウンセリングを受け、血液検査や超音波検査などを行います。
  2. 排卵誘発:注射や内服薬で卵胞を複数育てます。
  3. 採卵:注射針で卵巣から卵子を吸引します。
  4. 凍結:採卵した卵子を凍結保存します。

1回の採卵に必要な通院回数は、約4~5回になります。具体的には、初診で1回、卵巣の刺激を開始してから採卵日の決定までに2~3回、採卵で1回、採卵後の状態確認と結果説明で1回、合計で4~5回通院します。

<採卵周期の通院スケジュールのモデルケース>

回数所要時間時期・内容
初回約1時間月経の3日目以内にご来院いただき、採血と超音波で卵巣の状態を確認し、卵胞の刺激方法の選択を決定します。 
2回目約1時間月経7~9日目頃です。採血と超音波で卵胞の発育具合を確認して薬剤の量を調整します。 
3回目約1時間月経10~12日目頃です。採血と超音波で卵胞の発育具合を確認して採卵日を決定します。
4回目午前中いっぱい月経12日目頃に採卵日となります。

採血と超音波検査などは、予約とクリニックの場所にもよりますが、半休取得やフレックスをうまく活用すればお仕事との調整も可能そうです。

信頼できるクリニック選びの重要性

卵子凍結を行うクリニック選びは非常に重要です。技術力や実績はもちろんのこと、医師やスタッフとの相性も大切な要素です。複数のクリニックを比較検討し、自分に合ったクリニックを見つけることが大切です。

クリニックを選ぶ際のポイントは以下の通りです。

項目詳細
実績と技術力卵子凍結の実績、凍結・融解技術、妊娠率などを確認しましょう。日本産科婦人科学会のウェブサイトなどで認定施設の情報も参考にできます。
費用採卵費用、凍結保存費用、融解・移植費用など、全体的な費用を確認し、自身の予算と照らし合わせましょう。
アクセス通院しやすい場所にあるかを確認しましょう。採卵周期には複数回の通院が必要となるため、自宅や職場からのアクセスは重要なポイントです。
医師やスタッフの対応医師やスタッフが丁寧に説明してくれるか、質問しやすい雰囲気かを確認しましょう。信頼できる医師やスタッフがいるクリニックを選ぶことが大切です。
緊急時の対応夜間や休日の緊急時の対応体制を確認しましょう。

卵子凍結に関する疑問や不安は、カウンセリングで解消しましょう。費用、手順、リスク、成功率など、気になることはすべて質問することが大切です。また、自身の健康状態や生活習慣についても相談し、適切なアドバイスを受けましょう。

<カウンセリングで確認すべきポイント>

  • 卵子凍結の方針
  • 年齢による卵子の質と成功率
  • 採卵の方法とリスク(OHSSなど)
  • 凍結保存期間と費用
  • 融解後の生存率と妊娠率
  • 将来の妊娠・出産におけるリスク

また、カウンセリングでは、自分の価値観やライフプランについても整理してみましょう。結婚や出産に対する考え、キャリアプラン、経済的な状況などを考慮し、本当に卵子凍結が必要かどうかをじっくり考えてみてください。焦らず、自分にとって最良の選択をすることが重要です。

複数のクリニックでカウンセリングを受け、比較検討することもおすすめです。セカンドオピニオンを受けることで、より客観的な情報を得ることができます。最終的には、自分の直感を信じて、信頼できるクリニックを選びましょう。

まとめ

失恋や婚活の行き詰まりをきっかけに卵子凍結を決意する女性が増えています。将来の妊娠の可能性を残しておきたいと考える30代女性にとって、卵子凍結は一つの選択肢となり得ます。晩婚化・未婚化が進む現代において、仕事と出産の両立への不安を抱える女性も少なくありません。卵子凍結はこうした不安を軽減し、将来設計を柔軟にする可能性を秘めています。

しかし、卵子凍結には費用や身体への負担、そして将来妊娠できる保証がないという現実も伴います。費用や採卵時の痛み、ホルモン剤の副作用などを理解した上で、信頼できるクリニックでカウンセリングを受け、疑問や不安を解消することが重要です。メリット・デメリットを踏まえ、自分にとって本当に必要な選択かどうかを慎重に検討しましょう。

卵子凍結は、人生の選択肢を広げるための手段の一つです。焦らず、しっかりと情報収集を行い、後悔のない選択をしてください。

卵子凍結保管サービスは「Grace Bank(グレイスバンク)」がおすすめ

グレイス杉山クリニックSHIBUYAをはじめ、生殖補助医療の実績ある提携クリニックで採卵した卵子を、安心して保管できるのが卵子凍結保管サービスGrace Bankです。クリニックの保管とは異なり、もし将来転勤などで居住地が変わっても、凍結した卵子を使える安心感があります。

【Grace Bankの特徴】

  • 確かな実績を持った経験豊富な生殖補助医療クリニックと提携。将来の体外受精時には、凍結卵子をどの提携クリニックでも利用可能
  • クリニック内の小型タンクによる保管とは異なり、さい帯血バンクのステムセル研究所と提携し、25年以上無事故を誇る専用大型タンクで一括管理
  • 保管施設は地震や津波に強いエリアに設置され、停電対策も万全、安心のシステムで大切な卵子を保管

保管費用は初期費用として55,000円(税込)、保管費用として年払い38,500円(税込)または月払い3,850円(税込)の2つのプランからお選びいただけます。

卵子凍結について興味がある方・実際に検討されている方は、ぜひGrace Bankの無料セミナー等もご活用ください。より詳しく卵子凍結の相談・検討をしたい場合は無料の個別相談がおすすめです。

  • Grace Bank所属スタッフが、グレイスバンクのサービス内容・ご利用の流れ・お手続き・クリニック選び等のご不明な点について個別にお応えします。
  • グレイス杉山クリニックSHIBUYAで実際に卵子凍結業務にあたる培養士カウンセラーが、卵子凍結自体のご質問や、医学的なご相談に個別でお受けします。
監修者

名倉 優子 なぐら ゆうこ

日本産科婦人科学会専門医


グレイス杉山クリニックSHIBUYA (東京都渋谷区)

杉山産婦人科の医師・培養士による技術を用いた質の高い診療を提供。
将来の妊娠に備えたプレコンセプションケアと卵子凍結にフォーカスした診療。
スタッフは全員女性。明瞭な料金設定も人気!

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