採卵時の年齢により、融解・受精後の妊娠率は大きく異なります。卵子融解後に卵子が生存・受精(顕微授精)して良好な受精卵が確保できた場合の1個あたり妊娠率は、以下の通りです(日本産科婦人科学会データ)。
採卵時の年齢・・・1個あたりの妊娠率
30歳以下・・・45%程度
31~34歳・・・35%程度
35~37歳・・・30%程度
38~39歳・・・20%程度
40歳以上・・・15%以下
したがって、凍結卵子の融解後の生存率・受精率・妊娠率を考慮した場合、最低でも5個以上、できれば10個以上の保存が望ましいということになります。
