卵子凍結について

SRHRとは?世界と日本の取り組みの違いや課題を解説

SRHRとは?

英語のSexual and Reproductive Health and Rightsの頭文字をとったものが「SRHR」です。日本語では、「性と生殖に関する健康と権利」という意味になります。性について心身ともに満たされた状態で生きる権利、新しい命を産む・産まないなどを問わず、性や生殖を自分で決定する権利という意味です。

SRHRの歴史|WHOやSDGsなどでも提唱

SRHRはすべての人の健康や性にかかわる権利なので、世界では多様な機関でSRHRという言葉や、SRHRを最終ゴールに含む目標がたてられてきました。1994年の国際人権開発会議で定義されたのをきっかけに、下記のような経緯で、現在に至っています。

1994年カイロの国際人権開発会議(ICPD)で、リプロダクティブ・ヘルス&ライツを定義。
2002年世界保健機関(WHO)がセクシュアルヘルスという言葉を定義。同時にセクシュアルヘルスをSRHRとしてまとめた。
200年〜2015年国連で2000年〜2015年に達成目標に掲げたMillenium Development Goals(MDGs)で、8つのうち4つはSRHRに関するもの。
2015年〜2030年2015年9月の国連サミットで世界目標とされた、持続可能でよりよい社会を目指す「SDGs(2015年〜2030年の目標)」に、SRHRに関する内容が含まれている。

日本におけるSRHRの現状と課題

日本の文化や風習、法律は、SRHRを妨げがちと言われています。1948年〜1996年には、優生保護法で障害者たちに不妊手術や中絶手術が行われた経緯や、「女性は産む機械」という政治家の発言問題などは、世界のSRHRをゴールとする動きとは残念ながら離れてしまっている現状があるようです。そこで、日本でも2002年に内閣府により男女共同参画基本計画が策定され、SRHRを「女性の人権の重要な一つ」と定め、リプロダクティブ・ヘルス/ライツに関する施策の推進を明記されましたが、まだまだ諸外国からは遅れている点が課題と考えられています。

「SDGs」という言葉は、近年よく耳にすることも多く、社会の中に浸透してきました。SRHRは、この「SDGs」に包括される概念ですので、今後の一層の広がりに期待したいです。事実、SRHRの課題に取り組んだり、暮らしに溶け込む活動をしている団体(※1)も、ここ数年のうちに発足していることから、より私たちにとって身近な存在になるのではないでしょうか。

(※1)
「ユースアライアンス」:2021年12月10日(金)の人権デーに発足し、SRHR課題やジェンダー課題に取り組むユースのネットワーク。
「pharmacy project」:2022年10月に薬剤師を中心に、みんなのくらしの中にSRHRが溶け込む社会を作るために作られた団体。

SRHRの具体的な取り組みのひとつ「卵子凍結」

卵子凍結とは卵子を凍結保存し、将来子供を産みたいときに凍結した卵子を融解して体外受精をする技術です。従って、子供が欲しいかどうか、子供をいつ産みたいか、女性が自らの意思を尊重して選択できるという点において、卵子凍結はSRHRの一つとして考えることができます。

卵子凍結については、東京都が社会的卵子凍結の助成を開始した点からも、SRHRへの関心の高さが、今までになく高まっているといえます。

SRHRの一つとしての卵子凍結ときいて、まだまだ身近な選択肢とは考えにくいかもしれませんが、多くのみなさまがご関心をお持ちかと思います。そこで、次章で卵子凍結についてご紹介させていただきます。

女性が子供を産む意思やタイミングを尊重する、Grace Bankの卵子凍結保存

卵子凍結とは、若く妊孕性の高い卵子を凍結保存することです。Grace Bankの卵子凍結保存の仕組みを簡単にご紹介します。まず、不妊治療クリニックでさまざまな検査を行ったのち、年齢や卵巣機能、体の負担や希望を考慮して、排卵誘発を行い採卵します。その後、耐凍剤濃度の高い溶液に卵子を浸し、マイナス196℃の超低温で凍結し、液体窒素タンクの中で保管します。卵子凍結保存にかかる費用については、クリニックへの費用、保管費用、そして将来使用する際は出庫費用が必要になります。
詳しくはこちらもご覧ください。→卵子凍結の費用について | 卵子凍結保管 Grace Bank(グレイスバンク)

Grace Bankで卵子凍結する場合には、全国の提携クリニックをご利用いただけることや、23年間無事故の万全の保管体制を整えていることなど、多くの安心感と共にご利用いただけます。

グレイスバンクの全提携クリニック一覧はこちら

 卵子凍結に関する動画もございますので、この機会にぜひ一度ご覧ください。

【体験談】となりの卵子凍結~34歳、卵子凍結を経てリラックスした自分に~

34歳の誕生日に卵子凍結の決意をした体験談をご紹介します。まりえさんは、グレイスバンクの提携クリニックに安心感を抱き、ご決断に至ったとのことです。是非全文をご覧ください。

「独身女性向けの卵子凍結をオープンにしている病院は少ないため、まずは自力で調べざるをえませんでした。しかし現状情報は少なく、しいていうなら体外受精の体験談が役に立ちそうというくらい。卵子凍結を決意してから1か月間はインターネットと四六時中にらめっこでした(笑)。苦戦しましたが、探すうちにグレイスバンクにたどり着き、これだ!と思いました。
情報の少ない現段階では自力でいくら調査するよりも、グレイスバンクの発信する情報が有益なのは明らかでした。

また、グレイスバンクの提携クリニックを調べていくと、生殖医療で著名な病院ばかり。病院選びは「その道の権威であること」を最優先したかったので、そのこともグレイスバンクを利用するきっかけになりました」

https://gracebank.jp/tonatama02/

まとめ

諸外国に比較すると、日本でのSRHRは遅れていると言わざるを得ません。しかし、近年のSDGsへの関心の高まりは、SRHRの理解にもつながる良い社会風土を形成しつつあると言えます。SRHRを尊重するために大事なこととしては、自分のセクシャリティへの理解、避妊や不妊治療への理解なども鍵と言われていますが、ご紹介した団体の取り組みや、個人の認識を高めることで、社会に身近に浸透する日も遠くないのではないでしょうか。

SRHRという意味でも、卵子凍結は注目されており、将来子供を産みたい女性の選択肢としてぜひ活用していただきたいと思います。どうぞ、Grace Bankにお気軽にご相談ください。

最後に、卵子凍結とSRHRについてのセミナーレポートを記した記事もございますので、是非ご覧ください。

Grace Bankの専門医無料セミナー・個別相談会をご活用ください

卵子凍結には時間も費用も一定程度かかり、お悩みの皆様も多いことかと思います。
Grace Bankでは無料セミナーや、カウンセラーによる個別相談会(いずれもオンライン)を実施しています。セミナーで知識と理解を深めたうえで、カウンセラーへの個別相談で個人的な疑問や不安を解消できます。

▼この記事の監修は…

医師紹介:名倉 優子(なぐら ゆうこ)
杉山産婦人科 日本産科婦人科学会専門医

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