卵子凍結について

今注目の「卵子凍結」~卵子凍結の妊娠率は?リスクは?4つの疑問にお答えします~

今注目を集めている「卵子凍結」ですが、凍結卵子を使うと妊娠率が低い?本当に妊娠できる?など疑問も抱かれている方も多いかもしれません。今回のコラムでは、ご質問の多い4つの疑問にお答えしていきます!

凍結卵子の妊娠率は低い?

凍結卵子を使った妊娠率は、以前は低いと言われていましたが、近年の医学の進歩により(※1)高まっています。

(※1)未受精卵は、受精卵に比べて染色体が不安定なことから、凍結卵子を融解した後の生存率が安定しなかったのですが、卵子凍結の際の革新的な技術であるVirtificationの確立と、凍結・融解時に用いられる凍結液・融解液の性能の進化により、適切な手法で凍結された卵子の融解後の生存率は90%を超えるようになりました。融解後の卵子の生存率がそのまま出産率になる訳ではありませんが、凍結・保存技術の進歩により、凍結卵子を使って出産に至る確率は、以前より確実に高まっていると言えます。
※自社HPより(https://gracebank.jp/about_freezing/

40代でも20代でも変わらない妊娠率?

一般的な凍結卵子(=実年齢)による体外受精の妊娠率は、加齢とともに下がりますが、凍結卵子が若い場合、40代でも20代とあまり変わらない妊娠確率となります。下記のように、卵子が若ければ40代の体外受精による出産率は20代と大きく変わりません。(米CDC、2013)

※自社HPより(https://gracebank.jp/

凍結卵子のリスクは?

米国生殖医学会(※4)は、凍結融解卵子由来で生まれた子供に染色体異常、先天異常、および発育障害のリスクが増大することはないという見解を2012年に発表、2013年には日本生殖医学会がガイドラインを正式決定し、健康な未婚女性が将来の妊娠に備えて卵子凍結を行うことに基準を設けています。

(※4)米国では、2012年に米国生殖医学会が融解凍結卵子由来の出産に特別なリスクがないことを発表、これを受けて米国では、2014年にFacebook社がいち早く福利厚生制度として女性社員の卵子凍結費用を上限2万ドルまで補助する制度を導入しました。                               
※自社HPより(https://gracebank.jp/about_freezing/

凍結卵子の保管方法は?

採卵した卵子は、高濃度の凍結保護剤を利用し、従来の方法に比べて細胞内の水分をより多く除去した上で、固体と液体の中間状態を保ちながら高速で凍結する急速ガラス化法により凍結します。急速ガラス化法により凍結した上で、マイナス196℃の液体窒素内に保存することにより、半永久的にそのままの状態を保つことができます。

Grace Bankでは、国内最大級の規模の凍結保管設備を持ち、過去23年間に亘って無事故を誇る安心の保菅システムを運用するさい帯血バンクのトップランナー、ステムセル研究所と連携しております。最新のモニタリング機器を用いてタンク内の温度や液体窒素量を24時間365日、常に監視・記録した厳重なセキュリティシステムを運用しています。また、突然の地震や津波にも強いエリア、液体窒素の自動供給システムを採用、バックアップ電源により停電対策も万全です。

まとめ

みなさまが「卵子凍結」に関してお持ちの疑問点をひとつでも解消できれば幸いです。お伝えさせて頂きましたが、卵子凍結の妊娠率は、医学の進歩により高まっていますし、凍結卵子が若い状態ですと、妊娠率は年をとっても変わりません。しかしながら、若い凍結卵子によって高い妊娠率をキープできても、母体年齢は止められないのが現実ですので、年齢を考慮しながら妊娠の計画を立てるのがおすすめです。

卵子凍結をお考えでしたら、全国の不妊治療専門クリニックと連携・国内最高水準の保管システムを誇るGrace Bankへ、是非ご相談ください。

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▼この記事の監修は…

医師紹介:岡田 有香(おかだ ゆか)
産婦人科学会専門医、日本産科婦人科内視鏡学会腹腔鏡技術認定医、グレイス杉山クリニックSHIBUYA院長
順天堂大学医学部卒/聖路加国際病院8年勤務 現在まで産科、婦人科全ての領域に携わる。不妊治療を行う中で、不妊予防に興味を持ち、自身のInstagram(@dr.yuka_okada)でも生理痛や不妊、妊活の知識を発信している。
資格:da Vinci certified First Assistant (ダビンチ認定資格取得術者) 、日本母体救命システム普及協議会J-CIMELSプロバイダー 所属学会:日本産婦人科学会、日本生殖医学会、日本女性医学会、日本産科婦人科内視鏡学会、NPO法人日本内膜症啓発会議

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