卵子凍結について

【保存版】卵子凍結を始める方必見!これだけは準備したいことチェックリスト

「卵子凍結」を考えているけれど、何から手をつければいいのか、どんな心構えで臨めばいいのか、漠然とした不安や疑問を抱えていませんか? この記事は、そんなあなたの疑問を解消し、安心して卵子凍結に臨むための【保存版】ガイドです。

卵子凍結のメリットとデメリットを正しく理解する

卵子凍結は、メリットだけでなくデメリットも存在するため、両方を客観的に理解し、自身の状況と照らし合わせて検討することが非常に重要です。

メリットデメリット
将来の妊娠の可能性を広げる費用がかかる
年齢による卵子の質の低下リスクを軽減できる身体的・精神的負担がある(ホルモン剤投与、採卵手術など)
キャリア形成やライフプランの自由度が高まる必ずしも妊娠を保証するものではない
病気治療(がん治療など)前の選択肢となる凍結卵子の融解率、受精率、着床率には個人差がある
精神的な安心感を得られる保管期間の制限や更新費用が発生する
パートナーが見つかるまでの時間的猶予ができる倫理的な問題や社会的な議論が伴う場合がある

これらのメリットとデメリットは、個人の年齢、健康状態、将来のライフプランによって感じ方が大きく異なります。「自分にとって何が最も重要か」を深く考え、納得した上で決断することが、後悔しないための第一歩となります。

卵子凍結の準備でチェックしたいことリスト

この章では、後悔なく卵子凍結を進めるために具体的にチェックすべき項目をリストアップしました。一つずつ確認しながら、計画的に準備を進めていきましょう。

クリニック選びのポイント

安心して任せられるクリニックを選ぶことは、成功への第一歩となります。自分に合ったクリニックを見つけるためのポイントについて解説します。

  • 実績と経験:卵子凍結の実績や症例数、特にあなたの年齢層での成功率などを確認しましょう。医師や培養士の経験値も重要な判断基準です。
  • 医師・スタッフの専門性と説明の丁寧さ:専門的な知識はもちろんのこと、あなたの疑問や不安に対して、分かりやすく丁寧に説明してくれるかどうかが重要です。カウンセリング体制が充実しているかも確認しましょう。
  • 設備と技術:卵子凍結は高度な医療技術を要します。最新の設備が整っているか、凍結方法(ガラス化法など)が確立されているかなどを確認することも大切です。
  • 費用体系の透明性:初診から採卵、凍結、保管に至るまでの費用が明確に提示されているか確認しましょう。追加費用が発生する可能性についても事前に説明があるかどうかが重要です。
  • アクセスと診療体制:通院のしやすさや、仕事との両立を考慮した診療時間、予約の取りやすさなども、継続して通院するためには重要なポイントです。
  • プライバシーへの配慮:デリケートな治療であるため、プライバシーが守られているか、待合室の工夫なども確認すると良いでしょう。

費用と助成金に関する具体的な準備

卵子凍結には高額な費用がかかることが一般的です。費用に関する具体的な内訳を把握し、利用できる助成金制度がないか確認することで、経済的な不安を軽減し、計画的に準備を進めることができます。

卵子凍結にかかる主な費用

費用項目内容
初期検査費用血液検査(AMH、ホルモン値、感染症など)、超音波検査など。
排卵誘発剤費用排卵誘発に使用する注射や内服薬の費用。
採卵手術・卵子凍結費用採卵手術および採卵された卵子を凍結処理する費用。麻酔代を含む場合と含まない場合があります。
保管費用凍結した卵子を保管しておくための費用。通常、年間単位で発生します。
将来の融解・受精・移植費用凍結した卵子を将来使用する際に発生する費用。体外受精や顕微授精、胚移植など。

これらの費用は全て自費診療となることが多く、保険適用外です。クリニックによって料金体系が異なるため、必ず事前に詳細な見積もりを確認しましょう。

利用できる助成金制度の確認

卵子凍結の費用負担を軽減するために、利用できる助成金制度がないか確認しましょう。

  • 地方自治体独自の助成金:近年、東京都をはじめとする一部の地方自治体が、若年女性の卵子凍結費用に対する独自の助成制度を設けています。お住まいの自治体のホームページなどで最新情報を確認しましょう。
  • 企業の福利厚生:一部の企業では、従業員の福利厚生として卵子凍結にかかる費用の一部を補助する制度を導入している場合があります。勤務先の制度を確認してみましょう。
  • 国の不妊治療助成金:自費での卵子凍結自体は国の不妊治療助成金の対象外となることがほとんどですが、将来的にその凍結卵子を用いて不妊治療(体外受精など)を行う際には、助成金の対象となる可能性があります。将来を見据えて情報収集しておくことが重要です。

身体の準備と生活習慣の見直し

卵子凍結は、採卵という身体に負担のかかる処置を伴います。採卵に備えて身体の状態を整え、卵子の質を高めるための生活習慣を見直すことは、卵子凍結の成功率を高める上で非常に重要です。

身体の状態を把握するための検査

卵子凍結を始める前に、ご自身の身体の状態を正確に把握するための検査を受けましょう。

  • AMH(抗ミュラー管ホルモン)検査:卵巣予備能(卵巣に残っている卵子の目安)を測る検査です。卵子凍結の計画を立てる上で非常に重要な指標となります。
  • ホルモン検査:FSH(卵胞刺激ホルモン)やLH(黄体形成ホルモン)、エストラジオールなどのホルモン値を測定し、卵巣機能や排卵の状況を確認します。
  • 子宮頸がん・乳がん検診:子宮頸がん・乳がんは妊娠可能な年齢にも多いがんです。定期的な検診を受けていない場合は、この機会に受診しましょう。
  • 感染症検査:B型肝炎、C型肝炎、HIV、梅毒などの感染症検査も行われます。これは、医療従事者や他の患者への感染リスクを避けるためにも重要です。

採卵に向けた生活習慣の改善

卵子の質は、日々の生活習慣に大きく影響されます。採卵に向けて、身体に良い生活習慣を心がけましょう

  • 食生活の改善:バランスの取れた食事を心がけ、特に葉酸、ビタミンD、抗酸化作用のある食品(野菜、果物)を積極的に摂取しましょう。カフェインやアルコールの過剰摂取は控えめにすることが推奨されます。
  • 適度な運動:ウォーキングやヨガなど、無理のない範囲で適度な運動を取り入れることで、血行促進やストレス軽減に繋がります。
  • 質の良い睡眠:十分な睡眠時間を確保し、質の良い睡眠をとることは、ホルモンバランスを整え、卵子の質を向上させるために非常に重要です。
  • 禁煙・節酒:喫煙は卵巣機能や卵子の質に悪影響を与えることが知られています。卵子凍結を検討する際は、完全に禁煙することが強く推奨されます。飲酒も控えめにしましょう。
  • ストレス管理:ストレスはホルモンバランスを乱し、身体に様々な悪影響を及ぼします。リラックスできる時間を作り、趣味や瞑想などでストレスを上手に管理しましょう。
  • 適正体重の維持:肥満や痩せすぎは、ホルモンバランスに影響を与え、卵巣機能に悪影響を及ぼす可能性があります。適正な体重を維持するよう心がけましょう。

採卵に向けたスケジュールと期間の把握

卵子凍結は、いくつかのステップを経て行われます。全体の流れと期間を把握し、仕事やプライベートの予定と調整することで、スムーズに治療を進めることができます。

卵子凍結の一般的なプロセス

卵子凍結のプロセスは、主に以下のステップで進行します。

  1. 初診・カウンセリング:クリニックで医師やカウンセラーから説明を受け、疑問点を解消します。ここで卵子凍結の適応があるかどうかの判断も行われます。
  2. 各種検査:AMH検査、ホルモン検査、感染症検査など、身体の状態を把握するための検査を行います。
  3. 排卵誘発(卵巣刺激):複数の卵子を採取するために、ホルモン剤の注射や内服薬を用いて卵巣を刺激し、卵胞を育てます。この期間は約10日〜2週間程度です。
  4. 卵胞チェック:排卵誘発期間中、定期的に超音波検査や血液検査で卵胞の発育状況を確認し、採卵のタイミングを見計らいます。
  5. 採卵日決定・採卵手術:卵胞が十分に育ったところで、採卵日を決定し、経腟超音波ガイド下で細い針を刺して卵子を採取します。麻酔下で行われることが一般的です。
  6. 卵子凍結:採取された卵子は、培養士によって適切な処理が施され、液体窒素中で急速凍結(ガラス化凍結)されます。

必要な期間と通院頻度

卵子凍結にかかる期間は、個人の身体の状態やクリニックの方針によって異なりますが、一般的な目安は以下の通りです。

  • 検査期間:初診から各種検査の結果が出るまでに、数週間から1ヶ月程度かかる場合があります。
  • 排卵誘発から採卵まで:排卵誘発開始から採卵までは、約10日〜2週間程度です。この期間は、卵胞チェックのために数回の通院が必要となります。
  • 全体的な目安:初診から採卵・凍結まで、全体で1ヶ月〜2ヶ月程度を要することが多いです。
  • 通院頻度と仕事・生活との調整:排卵誘発期間中は、2〜3日に一度のペースで通院が必要となることがあります。仕事やプライベートの予定と調整し、無理なく通院できる体制を整えましょう。

複数回採卵の検討

一度の採卵で十分な数の卵子が得られない場合や、より多くの卵子を凍結しておきたいと考える場合は、複数回の採卵を検討することもあります。特に年齢が高い場合やAMH値が低い場合は、複数回採卵が必要となる可能性が高まります。

  • 目標卵子数:将来の妊娠を考えた場合、年齢にもよりますが、一般的に10個〜20個程度の卵子を凍結することが推奨されることが多いです。この目標を達成するために、何回採卵が必要か医師と相談しましょう。
  • 年齢、AMH値:年齢が上がるほど採卵できる卵子の数は減少し、卵子の質も低下する傾向があります。AMH値も卵巣予備能の指標となるため、これらの要素を考慮して採卵計画を立てます。
  • 身体的・経済的負担:複数回採卵は、身体的にも経済的にも負担が大きくなります。ご自身の状況と照らし合わせながら、慎重に検討しましょう。

卵子凍結後の未来を見据える

凍結後の保管期間と更新手続き

凍結された卵子は、専用のタンクで液体窒素によって超低温で保管されます。この保管には期限があり、ほとんどのクリニックでは1年ごとの更新制を採用しています。保管期間の最長期間は通常一定年齢まで(45~50歳まで等)であることが多いです。また、毎年保管料が発生するため、継続的な費用負担も考慮に入れる必要があります。

更新手続きを忘れてしまうと、卵子の廃棄につながる可能性もあるため、クリニックからの連絡には常に注意を払い、住所や連絡先の変更があった場合は速やかに届け出ることが大切です。

項目詳細と注意点
保管期間一般的に1年ごとの更新制です。最長保管期間は通常一定年齢まで(45~50歳まで等)であることが多いです。
更新手続き期限が近づくとクリニックから連絡がある場合が多いです。期限内の更新手続きと保管料の支払いが必要です。連絡先変更時は速やかに届け出ましょう。
保管料年間の保管料が発生します。費用はクリニックによって異なりますが、数万円程度が一般的です。
保管中止何らかの理由で保管を中止する場合も、クリニックへの連絡と所定の手続きが必要です。

パートナーや家族との話し合いの重要性

卵子凍結は個人の選択であると同時に、将来の家族形成に関わる大きな決断です。そのため、パートナーや家族との話し合いは欠かせません。実際にいつ、どのように利用するのか、子供は何人欲しいのか、子育てに対する価値観など、具体的な家族計画の中で卵子凍結がどのような役割を果たすのかを、パートナーと深く話し合うことが重要です。

話し合うべきテーマポイント
将来の家族計画いつ、どのように子供を持ちたいか。卵子凍結をいつ、どのような状況で利用するのか。子供の人数や、子育てに対する価値観。
費用負担凍結費用だけでなく、将来の利用(体外受精など)にかかる費用について、誰がどのように負担するのか。
精神的・倫理的側面凍結卵子が存在することの心理的な影響や、生命倫理に関する価値観。万が一、利用しない選択をした場合の気持ちの整理。
もしもの時万が一、凍結者本人に何かあった場合の凍結卵子の取り扱いについて、事前に話し合っておくことも重要です。

【体験談】卵子凍結を始める前、やってよかったことは?|食生活を見直して体質改善

卵子凍結を検討し始めたのは、30代半ばに差し掛かり、仕事のキャリアと将来の家族計画との間で悩んでいた頃でした。漠然とした不安を抱える中で、まずは自分自身の身体を整えることが大切だと感じ、食生活の見直しから始めることにしました。

当時の私は、仕事が忙しく外食やコンビニ食が多く、栄養バランスが偏りがちでした。冷え性や生理不順に悩むこともあり、このままではいけないという危機感がありました。卵子凍結について調べると、卵子の質は日々の生活習慣に大きく影響されると知り、特に食生活の改善が重要だと感じたのです。

具体的な食生活の改善ポイント

まず、管理栄養士の方に相談し、自分に合った食事プランを立ててもらいました。主な改善点は以下の通りです。

改善ポイント具体的な行動期待される効果・変化
栄養バランスの徹底主食・主菜・副菜を揃え、特にタンパク質(魚、肉、大豆製品)と野菜(特に緑黄色野菜)を意識的に摂取。全身の細胞活性化、卵子の質の向上、ホルモンバランスの安定。
体を温める食事根菜類、生姜、味噌汁など体を温める食材を積極的に摂り、冷たい飲食物(アイスコーヒー、生野菜ばかりなど)は控える。血行促進、子宮や卵巣への血流改善、冷え性の緩和。
抗酸化作用のある食品ビタミンC(柑橘類、パプリカ)、ビタミンE(ナッツ類、アボカド)、ポリフェノール(ベリー類、緑茶)を多く含む食品を摂取。活性酸素の除去、卵子の老化抑制、細胞のダメージ軽減。
サプリメントの活用医師や管理栄養士と相談し、不足しがちな葉酸、ビタミンDやCoQ10などを補給。不足栄養素の補完、卵子の発育サポート、ミトコンドリア機能の向上。
カフェイン・アルコールの制限過度なカフェイン摂取を控え、アルコールも週に数回、少量に限定。身体への負担軽減、睡眠の質の向上。

体質改善を通して感じた変化

食生活を見直して3ヶ月ほど経った頃から、身体に明らかな変化を感じるようになりました。まず、長年の悩みだった冷え性が改善され、手足がポカポカする日が増えました。生理周期も安定し、PMS(月経前症候群)の症状も軽減。肌の調子も良くなり、何よりも精神的に前向きな気持ちで過ごせるようになったのが大きな収穫でした。

クリニックでの診察時にも、医師から「卵巣の状態が安定しているようですね」と言われ、食生活改善の努力が実を結んでいることを実感しました。採卵に向けての不安が和らぎ、自信を持って準備を進めることができました。

卵子凍結経験者からのアドバイス

卵子凍結を考えている方は、まずご自身の身体と向き合い、できることから体質改善を始めることを強くおすすめします。特に食生活は、日々の積み重ねが結果に繋がりやすい部分です。すぐに効果が出なくても焦らず、専門家のアドバイスも参考にしながら、楽しみながら続けてみてください。心身ともに健康な状態で卵子凍結に臨むことは、その後の人生にも良い影響を与えてくれるはずです。

まとめ

卵子凍結は単なる医療行為ではなく、ご自身の未来と真剣に向き合うための時間です。このガイドが、あなたが自信を持って卵子凍結に臨み、より豊かな未来を築くための一助となれば幸いです。

卵子凍結について興味がある方・実際に検討されている方は、ぜひGrace Bank(グレイスバンク)の無料セミナー等もご活用ください。より詳しく卵子凍結の相談・検討をしたい場合は無料の個別相談がおすすめです。Grace Bank(グレイスバンク)所属スタッフが、グレイスバンクのサービス内容・ご利用の流れ・お手続き・クリニック選び等のご不明な点について個別にお応えします。ぜひご活用ください。

監修者

名倉 優子 なぐら ゆうこ

日本産科婦人科学会専門医


グレイス杉山クリニックSHIBUYA (東京都渋谷区)

杉山産婦人科の医師・培養士による技術を用いた質の高い診療を提供。
将来の妊娠に備えたプレコンセプションケアと卵子凍結にフォーカスした診療。
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