セミナーレポート

27歳で卵子凍結した私、「お守りができた」

実際に卵子凍結はどれくらい大変なの?なぜ決断したの?凍結して良かったの?

そんな質問を、実際の体験者にしてみたいという方も多いと思います。今回は、体験者に凍結までの手続きと、今の心情を伺いました。

お話ししてくれたのは27歳で採卵した新田さんです。

新型コロナの拡大によって、なかなか思ったように婚活が進まない現状に焦りを感じ、将来の妊娠に備えて「今できること」をしようと思ったことが大きなきっかけになったと言います。

早速お話を聴いてみましょう!

どんなことがきっかけになったのでしょうか?

新田さん:2022年6月に採卵しました。回数は1回、採れた個数は9個でした。選んだクリニックはグレイス杉山クリニックSHIBUYAで岡田有香先生のところでしました。

きっかけは、私自身が助産師をしていて、妊娠・出産を目の前で見てきて、いつかは自分も家庭を築きたいなと思っていたからです。ただ、新型コロナの中で、婚活がうまくいかなかったという現実がありました。

また、働いて数年経っていたので、卵子凍結を考える余裕ができたことも後押しとなりましたし、杉山クリニックが渋谷で開院したということもあり、ここでやってみようと思いました。

最後の決め手はなんだったのでしょうか?

新田さん:やるとなった決め手は、SNSで卵子凍結した人の体験を見て、どのように凍結しているのかをみてみたり、実際に凍結した友人がいたので、その友人からもどうやったのかを聞いたことです。

情報を集めてみて、やるならば早いに越したことはない、ということがわかったので、今回をきっかけにやってみようと思いました。

都内では何箇所か、未受精卵の卵子凍結をやっているところがあり、その中でも岡田先生のクリニックが、わかりやすいパッケージを出しているのも大きかったですね。

他の病院やクリニックだと、値段は書かれているのですが、実際の取れた個数や、麻酔でいくらかかるのかなど、最終的に施術してみないとわからないというところが多くて。

グレイス杉山クリニックSHIBUYAは、金額が予めわかっていたので、ここでやってみようと思いました。

金額に加え、検討したポイントはありますか?

新田さん:実施する時期とクリニックの通いやすさです。卵子凍結をするには、思ったより何度もクリニックに通わないといけず、体調も崩しやすいので、どんな時期が良いかを見極めて、6月に卵子凍結しました。

そして、クリニックの通いやすさも大切でした。

卵子がどんなペースで、どれだけ育つかは通わないとわからないので、「明日来てください」ということもあります。なので、通いやすいところを探してアクセスも良い場所にしました。

採卵に向けて気をつけた点はどこでしょう?

新田さん:採卵に向けて気をつけたのは体調管理、これに尽きるのかなと思います。不妊治療や採卵に関して、友人から思ったより副作用がしんどいと言われていたのですが、簡単に考えていて。

これくらいだったらいけると自分で思っていたのですが、私の場合は想像以上に副作用があって、体調を崩しやすくなりました。

薬を飲んでいる間、プライベートの休みは極力空けて休むようにしていました。

体験談の女性と写真は関係ありません 写真:iStock

実際に体験されて思うことはありますか?

新田さん:卵子凍結をしてからの変化は、婚活、ライフプランを作ることに前向きになれました。

今までは、出産、子育ては年齢が上がれば上がるほど大変になっていくと思い焦っていた部分があります。そこで卵子凍結をしたら、なんか自分にお守りができたような感じに。

凍結しているからということで、気持ちに余裕が出てきました。

そして、今までは自分の体調に関して管理していなかったけれど、採卵を通して、思った以上に自分は体調を崩しやすいのだと気がつきました。

体験談の女性と写真は関係ありません 写真:iStock

体の声にしっかり耳を傾けるようにもなりましたね。体調管理、ダイエット、そういうのもちゃんとして、体を大事にしようと思ったのも、卵子凍結やってよかったと思うことの一つです。

結果的にいい経験になりました。

実際の採卵は緊張して、治療が怖くなりましたが、そういうことも含めて、不妊治療をしている人は大変なんだなと、こんな大変な思いをしているのだということを知ったのは、ライフプランを考える上でも学びになりました。

仕事現場でお産に携わるなか、妊活・不妊治療について感じることは?

新田さん:そうですね、子どもがほしいと思ってもできず、不妊治療を何年もやって子どもを授かったと聞き、思い通りにならないことがあるんだなと感じました。

自分もいつかほしいと思っているのであれば、何かしら今のうちにしておきたい。

卵子凍結をしたからといって、将来の妊娠が約束されているわけではないけれど、「今のうちにできること」ということで、卵子凍結はやっておいた方がいいのかなと思いました。

採卵で痛みはありましたか?

新田さん:私は局所麻酔でなく、眠っている間に処置が終わる静脈麻酔でした。

本来は局所麻酔を選ぼうかと思ったのですが、エコーで確認したら、取れそうな卵子が奥の方にあるということで、担当の岡田先生の方から静脈麻酔でやって動かず採卵した方が良いかもしれないということで、静脈麻酔にしました。

採卵の直前だと怖くなって、結果として静脈麻酔の方が良かったのかなと思いました。

グレイス杉山クリニックSHIBUYA・岡田有香医師:処置の時間が長くなるほどしんどくなります。処置の長さと、採卵個数によって痛みが比例するので、十個以上の人なら静脈麻酔の方がいいかもしれません。

処置は10〜20分なので、寝ている間に終わります。人によって麻酔の冷め具合が違うので、薬が多すぎないように調整しながら採卵しています。

採卵時間が20分でも、局所麻酔で採卵した人もいますが、大丈夫でしたという人も痛かったという人もいます。卵巣の位置によって痛みが出る場所があるので、診察の時には卵巣の中の育っている卵子を見るのと同時に、痛みが出ないか卵巣の位置も診ています。

リアルなお話でした、伝えたいメッセージがあれば是非お願いします。

新田さん:卵子凍結は、時間やお金もかかりますよね。

悩むと思いますが、自分が納得いくまでSNSだったりで調べることをお勧めします。体験談出してる人もいるので、いろいろな人の考えを聞いて、納得してから卵子凍結をした方がいいかなと感じます。

その上で、もし凍結しなかったとしても、それを機に自分の妊活や婚活、ライフプランについて考えることができたら、それはとてもいい機会になると思います。

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