卵子凍結体験談

『著名人による卵子凍結の公表~将来のために今できること』

最近では、著名人が卵子凍結を公表することも増えています。この傾向は海外だけでなく、日本国内でも見られるようになっています。今回は、その中から編集部が気になったものをいくつかご紹介 します。

【海外】卵子凍結を公表した12人のセレブリティ

今年3月21日、marie claire Australiaは、将来の出産のために卵子凍結を決意した12人の著名人についてまとめた記事を公開しました。それぞれ輝かしいキャリアを持つセレブリティたちが、20代~30代の時期に“卵子凍結”を行ったことをオープンにしたのです。

「いつか家族が欲しいと思った時のため、あるいは、二人目、三人目の子どもを持ちたいと思った時のために」「不妊症は誰にでも起こりうることで、人生の思い立ったタイミングに必ずしも妊娠できるわけではない、ということを知った上で、この選択に至った」と、彼女たちは語ります。

「他の女性にも、『将来の出産のために卵子凍結という選択ができること』を伝えたい。」卵子凍結を実施しただけでなく、あえて公表したことには、こんな強い想いが込められています。

詳しくはこちら↓
https://www.marieclaire.com.au/celebrities-frozen-their-eggs-fertility

【国内】竹内智香選手の現役復帰と卵子凍結

スノーボード女子パラレル大回転の2014年ソチ冬季五輪の銀メダリスト、竹内智香選手。昨年秋、彼女は自身のブログで、36歳で卵子凍結に踏み切ったことを公表しています。

ブログでは、2009年春の卵巣嚢腫の手術をきっかけに、産婦人科で定期検査を受けるようになったこと、そして、遠征先のヨーロッパでは、比較的にオープンに出産、子ども、卵子の老化について話すことが多く、身近なテーマであったことなど、彼女が卵子凍結という決意に至った経緯が語られています。

「この卵子凍結が将来の子供を絶対に保証してくれてるものだとは思っていません。そこにはメリットもデメリットもある事を十分に理解した上でどうしても2022年北京五輪をもう一度目指したかったから今の私にとって最適な選択肢だったと思っています。」

竹内智香選手ブログより

プライベートとキャリアのバランスが難しい「アスリート」という職業。彼女が考え抜いた末にたどり着いた結論は、ご自分への自信にもつながっているのではないでしょうか。

詳しくはこちら↓
竹内智香 オフィシャルブログ:2020年10月 – livedoor Blog(ブログ

この話題を取り上げた記事もぜひ一緒にチェックしてみてください。
https://victorysportsnews.com/articles/7805/original

この公表が「多くの人たちに女性の多様な生き方について考えるきっかけを与える可能性を秘めている」とその社会的意義を評価するスポーツメディアVICTORY。

https://number.bunshun.jp/articles/-/846242

Numberでは、卵子凍結決意までの経緯、実際のプロセスやその時の心情、綿密な取材に基づく読み応えのあるインタビューが掲載されています。今回の選択を後押しした、とされる担当医師のコメントは、キャリアと妊孕性のバランスに悩む女性にとって大きな味方になるひと言です。

バービーさんの卵子凍結という選択

最後に少し、アプローチは異なりますが、先だって電撃結婚で注目を集めるバービーさんが、FRaU Webの連載「本音の置き場所(16)妊娠出産への不安」 の中で卵子凍結について、触れていました。

「アラサーのときは、まだまだ仕事もこれから頑張らないといけないタイミングで、一度オーソドックスな結婚は諦めた。一生ひとりで生きていくという覚悟を決めないと、ふわふわした自分が腰を据えることはできないと思ったからだ。

でも、「結婚しない決断」と「産まない決断」とは異なるものだ。子どもを持つ可能性についてだけは、切り捨てられなかった。いつかどんな機会や衝動がやってきてもいいように準備だけはしておこう。元大相撲力士の舞の海氏はかつて「技のデパート」と呼ばれていたが、婦人科系疾患でそういえるほどの状態だった私は、悔いが残らないようにと、33歳のとき、卵子凍結をした。」

卵子凍結について語られているのは、この箇所のみ。33歳のこの選択によって、その後の人生にどんな影響があったかはわかりません。それでも、さらりと公表したこの内容に反応した読者は多かったのではないでしょうか。

将来の選択肢を広げるために今する決断。もちろん、その決断は人それぞれ違っていい。その選択が万能な訳でもない。ただ、今できることの一つとして、卵子凍結という手段があることを知って欲しい、そんな強いメッセージを感じます。

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